200  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2023/02/12(Sun) 23:48:01 ID:bc86ed7f
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『革命が成功し、偽物の王女様が処刑されていたら』

『本物の王女様は泣くに泣けなかっただろう』

『だがまあ、幸いにも革命は成功も失敗もせず、偽物の王女様も生きているし』

『本物の王女様も生きていた』


『まあ、別に今更王女の立場に拘るわけじゃない』

『むしろ本物の王女様は、王女の立場にうんざりしてたようだしね』

『だがそうであればこそ、偽物に・・・親友に王女なんて重荷を背負わせたのを気に病んでいたようだ』


『だから、共和派のスパイとして、こう進言した。「スパイである私と王女を入れ替えよう！」と』

『そして偽りの身分で王党派領土に潜入するわけだが・・・』

『スパイという身分も実は偽装！勿論王党派を欺いてはいるが、共和派だって欺いてる！』

『だって彼女こそが本物の王女で、偽物（スパイ）を本物の王女と入れ替えるのではなく』

『既に入れ替わってるものを元に戻すだけなんだから！』