【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです134【R-18】【技術開発】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2023/02/11(Sat) 22:51:15 ID:939635da
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『まず前提として、交易ってのは価値観が違うからこそ有意義になる』
『D&Dのドワーフにとっては、己の死後も何百年何千年も残るような作品こそが真の作品であり』
『自分が生きてる間に朽ちるような数十年しか持たない鍬はガラクタだ』
『故に、ディミーアよりのドワーフは、そうした「ガラクタ」を人間の農夫に売りつけて』
『「しめしめ、騙してやった。物の価値のわからない間抜けめ」と喜ぶ』
『だが、人間の農夫にとっては、ドワーフのガラクタは十分実用的であり、高級品ですらある』
『あるいは、人間農夫視点では、ドワーフの方こそ小銭で財宝を売り渡す間抜けかもしれない』
『この場合、人間とドワーフの価値観が違うからこそ』
『お互いにガラクタと財宝を交換するwin-winに成り得るわけだ』
『貨幣経済はこうした有意義な交易をサポートするためのシステムだが・・・』
『貨幣経済を採用するってことは、「貨幣には価値がある」という価値観を共有してしまうことであり』
『価値観の違いからwin-winを生じる交易とは矛盾するよね?』
『具体的には、金持ちは貨幣を死蔵してしまい』
『市中から貨幣が消滅して、貨幣経済が、ひいては交易本体が阻害されることになりかねないわけだ』
『貨幣不足故に都市民が農作物を買えずに餓死する一方』
『農民が農作物の不良在庫を抱えて倒産したりね』
『これなんとかしたい、したくない?』