228  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2022/12/23(Fri) 13:42:38 ID:6d5de6f5

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「そうして、イグニス陣営は内紛でルミエル陣営を仕留めきれなくなり」

「劣勢だったルミエル陣営はどうにか持ちこたえる。」

「とはいえ、劣勢が互角になった程度で、優勢になったわけでもない」

「戦線は膠着状態に陥った」


「となると、両者ともに状況をひっかきまわしてくれた第三勢力、カルディア陣営に目を向ける」

「カルディア陣営の神々を味方にすれば、あるいは魔剣カルディアを奪い取れば」

「膠着した戦場を打開できるのではないか？とね」

「とりわけ己の魔剣を喪っていたダルクレムはカルディアを積極的に奪おうとした」


「だが青いカルディアは魔剣でありながら争いを好まず、全ての者の望みを叶える力になりたいと考えていた」

「だから自ら砕けてカルディア争奪戦を止めると同時に」

「砕けたカルディアの欠片は世界中に飛び散って魔力となり、魔法が生まれた」

「どうも、三本の魔剣はマナダイトやアキシオンやマナクリスタルみたいな高密度の魔力の結晶だったらしい」

「これによって、人族も蛮族もなく、万人がカルディアの遺産である魔法を使って望みを叶えられるようになり」

「また妖精神アステリアによって自然現象と魔力を融合させた妖精が生み出された」

「妖精ってのは、まあ精霊みたいなもんだね。だから精霊魔法の代わりに妖精魔法がある」