【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです126【R-18】【技術開発】

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855  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2022/10/17(Mon) 20:46:48 ID:66ff6197
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「さて」

・貴族が王に逆支配して、農地を独占して平民を抑圧しつつ貴族同士でも足を引っ張り合っていたグダグダ

「と言うのが共和政ローマの欠陥だったが、これは勿論「統治限界」も産む」

「貴族同士ですら内ゲバに明け暮れてるのに、戦争には勝って領土がどんどん広がっていくんだ」

「その領土(農地)を貴族が独占してたってのも問題だが」

「領土が広がってるのに領土を管理するべき中央政府は内紛してるわけで、そりゃまともに統治できるはずもない」

「故にカエサルや彼に続く皇帝は統治力を回復するべく中央政府を貴族政から帝政に改革したわけだが」

「同時に、「領土拡大の抑制」も図ったと言える」

「帝政期においてまったく領土が拡大しなかったわけじゃないが、共和政期に比べれば微々たるものになった」

「まあ、略奪して美味しい「文明国」をあらかた喰いつくして、あとは「蛮族」しか残っていなかったというのもあるけどね」

「まあとにかくそのおかげで、更なる領土拡大による統治限界は回避できたわけだ」



「ただ、これはこうも言い換えられる」

「「帝政期の戦争は、蛮族相手の防衛戦であった」ともね」

「領土が原則広がらないってことは侵略戦争をあんまりしてないってことだが」

「侵略戦争しなけりゃ戦争がなくなるわけじゃない。しかも国境線の向こうにいるのは大抵蛮族だ」

「蛮族は地元で喰えているうちは大人しくしてるかもだが、人口が増えれば飢えるし」

「飢えれば国境線の向こうのローマから略奪したくなる」

「故に、皇帝たちは今までとは違う防衛戦用の軍制を用意する必要があった」