755  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2022/08/26(Fri) 02:33:48 ID:2e1dffd6

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「戦争（縄張の獲得維持）や、生産に赤の他人を利用できるのは人間の特権だ」

「当然、自分一人で戦うよりも集団戦の方が強いし」

「生産活動も、自分一人で生産するよりは集団で生産した方がより多くを得られる」

「ただ、効率的だからやろう、ってんなら野生動物でもやってるはずだ」

「なぜ集団戦・集団生産が人間の特権なのか？あるいは人間はどうやってそれを実現しているか？」

取引：幸福度・宗教、文化、外交、諜報、秘術、コイン（通商・緊急生産・技術）、軍事

「答えは・・・黒的に言えば一種の「取引」になる。」

「取引ではなく心術、と言ってもよいが、心術の根源は取引だ」

「心術は、ドミナンス（恐怖）・プレステージ（憧憬）・リバースドミナンス（怒り）に基づくが」

「これは結局」

ドミナンス「殺されるよりは従った方が得」

プレステージ「師事した方が得」

リバースドミナンス「皆で暴君を袋叩きにした方が得」

「という、双方の利害の一致に基づく「取引」から服従や同盟が生まれてるわけでね」

「心術も、少なくとも部分的にはこうした取引を利用している」

「例えば「逆らったら死ぬほどの苦痛を与える心術」であるギアスは、ドミナンスを利用して相手を服従させてるわけだ」

「ギアスの犠牲者も、完全に自由を喪ったわけではなく」

「ギアスの苦痛を受けるくらいならば従った方がマシ、というドミナンス的取引に自主的に応じてるわけさ」



「そして集団戦・集団生産を成立させるほどの複雑な取引をするためには、ある程度高度な知能が必要だから」

「非血縁者間での集団戦・集団生産は、それなりに高度な知能を持つ人間だけの特権なわけだ」