【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです122【R-18】【技術開発】

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320  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2022/08/18(Thu) 22:57:12 ID:0497a567
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        (ノメ'トf  //けi」(ノ'(ツハ)ト)三≧
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『原始人類にとって、火は間違いなく楽園的な大発明だったことだろう』

『食用に適さず、それまで何の利用価値もなかったセルロースやリグニンを』

『放火狩猟や加熱調理という形で外部リソースとして利用できるようになり』

『もって一日三時間労働で悠々と腹いっぱい食えたわけでね』


『・・・とはいえ、農耕民にとってはこれが悩みの種になる』

『シド星では忘れられがちなことだが、パンを焼くにも薪が要るんだ』

『火を外部リソースとして消化コストを軽減した代償は、「ただ喰うだけでも食料だけでなく燃料が必要になる」ということだった』

『米や麦が潤沢にあったとしても、燃料が無ければそれらは喰えないのさ』

『森林に近く薪を自給できるはずの農村ですら森林をはげ山にしたり、薪の取得量を制限したりしなきゃならなかったし』

『薪を自給できない都市部だともっと大変だった』

『エルフの森からパンが沸くのは、こうした燃料取得も含めてのことかもしれない』

『天然ガスが切れた今年の冬は、さて全世界でどれだけの人々が餓死・凍死するかな?』