【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです117【R-18】【技術開発】
218
名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2022/05/23(Mon) 23:12:42 ID:fc10fb7d
/::. / // :| |_ :. \ -‐ \ \\ \ \
. /::.: ' /´ | .ニニ| ト::.:. ヽ. ヽ:. . ヽ ヽ丶 . ヽ
;:.:..::. {: 二|/ .::.| | ヽ::. |、 :;.: :. | : ′ :: !. '.
|::.ト.:: }_]_/, | .::.:.i |,,,ハ: ! '. :i;:. :.. | 八 {:.. : :;: |::. : .
|::.| ∨{__/| |/ . :: .: !::/l:|;; ': | l |l:.:..: | ,.=弌^:| l: |::.:. |、 ′
|::.| | 、 /| ̄| :.. :: ::.:..:レ || |: |__」」i__::.: i 厶=‐}刈 ;: |::.:. |ハ i
|::.|八厂 .::| .:{ : :. ::.| .::,.:|-‐l|==ニl: |¬:Π`:. , {ィや斥、| |: |::.: ; '|
|::.|::.:.. | ::l:. :| l ::. ::.:l /::.| }| ___!r七l:ト|::. / {V.::ヅ |: ,}: |{::.: | !|
い::.:..| ::.l:. |八 ::.:. ::.:.i::.:..::.:| 斗rテ庁斥¨ || !:: / V´ }/ }:八::. l| リ
. 八::.:..: : ::.j;: { :.:{:. ::.:.、::.:..:| ノ癶V.:ツリ ノ .:/ 、 ,小}′ ::.八 ′
ハ::.:...| ::小::. ::.;.. ::.:.丶::{  ̄ i/ \ //!ノ} }/
;:.:..}: .::{/|:i; : 、:\:.:..::、ト、i 丿 , '| { ノ
}::.:.|::. ::{. l:|l. :. \{\::.{\\ / ;: {
|::.:.|.::. :八j:!:!..::. :|:.\ヽ:、 ヽ ´ ハ:|
|::.:.|::.:. .::.:..:|ト|::.:..::. l: i 介ー _, , :!
|.::.:l..::.: .::.:..:|l:ト::.:..::. l:. i: 八 ,;//l/ ,___,... - ゙´ i :[
|::.:.|::.:. .::.:..::|{:|:ヽ::.:..:. ': 込、 -‐ | :|!
|::.:..::.:..::.:..::.八!::.:.'::.:..::. ::. V> ; ||
|::/::.:..::.:..:./::八::.:._〉:..::.:. \ ′ ニ=- li;, イ: !|
i/::.:..::.:..::/::/::._刈_厶::.:..::. ヽ乂___ ニ=ーr ≦::.:..: i{
}::.:..::.:..:r=≦三弐i三ヘ::.:..::.. ミー─― ミ 、 |ノ 〔::.|.::. ′
. ノ..::.:..::.〈三三三三\ニ》;:.:..::.:... \三三三≧. \ { 八:|::.:. | 、
/.::.:..::.:..厶三三三三三三》;:.:..::.:..::. \三三三》、 `} { 弋::.:..| \
『とはいえ、フレイムヘイズに狩られるリスクを考えても』
『物質界はまだまだ紅世の徒にとって壌土だった』
『少なくとも、娯楽を楽しみたければ物質界に来るしかない』
『そして娯楽のために知的生命がどれほど頑張るか、禁酒法を見てればよくわかるだろう?』
『それこそ命だって賭けるさ』
『そして「フレイムヘイズとの戦いで勝たなければ死ぬ」という強烈な自然淘汰によって』
『紅世の徒は軍国主義的な傾向を持つに至った』
『勿論、フレイムヘイズも勝たなきゃ死ぬから軍国主義化していく』
『そして軍国主義ってのは「強者ならば敵でも称える」って性質を持つから』
『紅世の徒とフレイムヘイズは、殺し合いながら奇妙な友情や愛情を育てていった』
『特に、フレイムヘイズ側は「人外」になってしまってるから、人間社会においては天奏状態だしね』
『「仲間」になってくれるのは、同じフレイムヘイズか、もしくは敵である紅世の徒くらいだったわけだ』
『これはある種の受容主義でもあり』
『結果、紅世の徒とフレイムヘイズは、殺しあいながらも認め合う軍国受容的な性質を持つに至った』
『ただ、相変わらず人間の扱いは悪い』
『やっぱりまだ文明が未熟だったから』
『ただ、この時期の軍国受容的性格が、後に人間に対する受容主義の萌芽にもなったんだと思う』