739  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[sage] 投稿日：2022/05/05(Thu) 00:09:51 ID:827d9c95
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『進化心理学的に言えば、英雄の本懐ではあるんだが、主人公殿はこうした種馬要求には否定的だった』

『まあきっちりハーレムは作ってるんだが、それも数人程度で』

『国内貴族が求めてるような何十人何百人の種馬ハーレムではない』

『これが可能だったのは、正妻がヤンデレ王女だったことと』

『ハーレムメンバーの中に他国の王女（のようなもの）が居て、過度のハーレムは政略結婚の妨げになると主張したこと』

『そして主人公殿が強力な権力を掌握していたことによる』


『主人公殿は種馬要求に対して、精霊契約の打ち切りで報復した。それも末代まで』

『こうなると、どんな名家でも、大魔力があっても、「精霊が使えない血統」という時点で物凄い欠陥を背負うことになる』

『他家もそんな家に嫁や婿をやりたくない。混血したら自分の子孫まで「精霊に嫌われる」からね』

『人間ダビスタ（大魔力）に対するは別の人間ダビスタ（精霊の呪い）というわけだ』

『結局、人間ダビスタを要求した貴族は、自裁して謝罪することで子孫への呪いは解いてくれるように懇願するしかなかった』