【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです106【R-18】【技術開発】

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680  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/12/23(Thu) 00:56:15 ID:11d149aa
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『外方次元界は前述の通り「思想の力」に満ちた世界だ』

『具体的には秩序と混沌、善と悪、そしてそれらの中間にある中立の力のいずれかが満ちている』

『この思想の力は物理的な影響力すら持っており、対立する属性を持つ者に対して大きなペナルティが発生する』

『そして内方次元界と違って、思想力は満ちても、精霊力が満ちる世界では基本的にない・・・が』

『リンボは例外だ。精霊力に満ちている。但し、無秩序に変化する精霊力に』

『例えば水の元素界ならば、水の力だけが安定して優勢だ。世界全体が水没している。』

『そこに火や土や風などの他の元素が入り込んだりすることはない。水だけがある』

『だが、リンボは火も土も風も水もぐちゃまぜに共存している』

『ある空間は水の元素界のように水没しているかもしれないし、別の空間は火の元素界のように空間全体が火の海かもしれない』

『そして次の瞬間には、水没していた場所が地中になってる、なんてこともあり得る!』

『あらゆる元素の力に満ち、どの元素が優勢になるかが場所や時間によってコロコロ変わる』

『ある意味豊かな元素に満ちた空間だが、当然生物には住みにくい原初の混沌だ』


『とはいえ、リンボは「動的な変動性」を持つ』

『神々も誰も現実改変しなくても、現実改変されたかのように勝手に姿を変え続ける』

『あらゆる元素が集い、どの元素が優勢になるかがコロコロ変わるのもこの「動的な変動性」のせいだが』

『「動的な変動制」は勝手に姿を変えるだけでなく、意思の力での現実改変も受け付けやすいということでもある』

『たとえ神々ならぬただの人間であろうとも、リンボならば神々であるかのように周囲の景色をある程度現実改変できるのさ!』

『冒険者は基本的には「空気と地面がある」ような状態に、土の元素と風の元素を発生させることを好む』