【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです88【R-18】【技術開発】

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138  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/06/25(Fri) 22:34:48 ID:9ea60b76
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・聖典の鍵:代々の神殿長に引き継がれている鍵
聖典の錠と、神殿図書室から礎の間に入る為の扉の錠を開けることができる
礎の魔術と対になっており、礎の間に繋がる扉はその領地の鍵でなければ開かない
聖典と鍵の登録用魔石に登録されている魔力が同じであれば聖典は開ける

・神殿図書室:結界で守られており、神殿長が許可した神殿関係者しか入れないようになっている
平民/灰色も含め、誓いの儀式を行うと神殿関係者と認められて入れるようになる

・本棚のメスティオノーラの彫刻:神殿図書室にある、神殿長の鍵がなければ開けられない扉付きの本棚に掘られた凝った彫刻
聖典の部分が可動で鍵穴があり、そこに領地に対応した、神殿長の聖典の鍵を差し込むと、神殿の礼拝室の真下にある、領地の礎へと転移する

・像が持つグルトリスハイト:貴族院の図書館2階にある英知の女神メスティオノーラの像が抱いている本
一定量魔力供給をするとグルトリスハイトの魔法陣を得られる事から、神殿の神具と似たような位置付けであると思われる
領地の女神像と同じく、背表紙を開けると鍵穴があり中央神殿の聖典の鍵で国の礎に入る事ができる。
また上級司書が知識の番人となる契約をこの像の台座に書き込むと、知識の番人に与えられる部屋の鍵がグルトリスハイトから落ちてくる。

・ギーベ(小領主)の礎:ギーべの夏の館(領地館)にある礎の魔術具
アウブに任命されたギーべが魔力で染めてギーべになる
防衛機能があり、最高レベルにすると館にギーベが許可した者、血族、上位管理者である領主一族しか入れなくなる


「この辺は魔石式(魔力色式)セキュリティとその応用、って感じかな?」

「結界等との組み合わせで、やはり資格なき者を弾き、外部からの侵入や攻撃を防ぐ作用がある」

「・・・以前研究員が指摘してたけど、礎の間に入れてしまう聖典の鍵は、現行の魔法貴族制にとっては大きなセキュリティホールだったね!」

「まあ、(平民はとにかく神殿を軽んじる)現在の魔法貴族制のがハッキングみたいなもんで」

「本来の神のシステムからすれば、神殿長が礎の間に入る資格があるのは当然だけど」

「簒奪者である貴族に対して、正当継承者である神殿長からのハッキング返し、ってところかな?」