【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです84【R-18】【技術開発】

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60  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/05/09(Sun) 23:51:53 ID:f36e1826
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『余談だが、古代ローマや古代中華のような、古代の大帝国で必然的に地方貴族(軍閥)の部類が自然発生するのはこのためだ』

『距離的な統治限界があり、中央政府が辺境の面倒を見切ることができないならば、辺境に自助努力してもらうほかなく』

『辺境の弱者に自助努力する余裕がないならば、辺境の強者が辺境を守るしかない』

『その強者の「強さ」が、中央政府から与えられた軍団や行政権であれ』

『あるいは(マフィアのボス的に)全くの自前で集めた軍事力であれ、いずれにせよ結果は地方貴族だ』



『これは良い悪いの問題ではなく、統治限界上の必然だ』

『「近代的な中央集権国家」だってそこは変わらない。中央省庁が何もかも面倒見ようとすればソ連になる』

『「近代的な中央集権国家」は、どうにかこうにか「地方貴族」に首輪をつけて中央政府には逆らわないように調整しているだけさ』

『地方自治体に交付金で首輪を付ける日本政府のようにね』



『なお、中央集権国家としては地方貴族(自治体)になるべく軍事力を与えたくはないが』

とはいえ、軍隊とは呼ばれずとも武装警察くらいは普通にある。

『実際問題蛮族やら隣国やらモンスター(危険な野生動物)やらで軍事力が必要な場合もある』

『それでもどうしても地方貴族に軍事力を与えたくなければ、傭兵や冒険者に頼るしかないだろう』

『多分冒険者がファンタジー世界に存在するのはそういう理由もあるんじゃないかな?』

『でもって、日本だと猟友会あたりが冒険者なのでは?』