448  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2021/05/04(Tue) 01:12:49 ID:5a8d5a31
.　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　 ⌒＼　　 　 -─‘, ‘
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿ 　／ 　 　 　 　 ヽ／ニニニ}　}ﾆ=-
　　　　 　 　 　 　 　 -=ﾆニニニニ＼ .　 ´　　　　｀ヽ　｀ 　 /／ニﾆ=}
.　　　　　　 　 　 {ニニニニニニ二／　　　 　 　 　 　 　 　 ´＼ﾆﾆニヽ
　　　　　 　 　 　 ﾏﾆﾆニニニ二ア　 　.　 ´￣　　　　　　　　 ｀　.ﾏﾆﾆ/
　　　　　 　 　 　 ﾉ=ﾆニニニニ/_彡　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ /
.　 　 　 　 　 　 ｛ﾆﾆニニニニ7｀¨ア　 ,／　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾏﾆ=-
.　　　 　 　 　 　 Vニニニニ二 ／　　/　　　　　　　　　　　 ‘,　　 　 }ﾆﾆニ}
.　　　 　 　 　 _彡ヽ=ﾆニニ二/　 ／/　 　 　 　 ／　/|　 ﾊ　:}ｉ:　 　 ,ニﾆ=.′
　　　　　　　 ｀¨ア∠ﾆﾆニニ厶イ　/　 　 /　,／/ : / :| ,/│ ハ　　/|二ﾆ｛
　　 　 　 　 　 / ｛ﾆニニニニ/ 　 ｉ{:‐／}/}／‐-{　/　ﾉｲ 斗匕. '　/ :|=ﾆニ｀ヽ
.　 　 　 　 　 / 　 )ﾆニ二二/　 　 ∨ ,rf芥圷ﾐ､∨　 　 ｨf刈¨7 }/　 |ﾆニニ丿
　　　　　 　 .′ ｛=ﾆﾆニニ/　　　　 ∧弋ｔrリ　　　　　　ﾋｚﾀ　 /　　 |∨ﾆ=f
.　　　　　　 ｉ　　 ＼ 二二/　　　/ ,/ｰ '. ｀¨´　　　　　 　 　 　 _|　　 i|　Vﾆﾉ
　　　 　 　 ｉ|　　 ,/｛:=二.′ 　 / l/｀¨ﾞヽ　　　　　　　　'　　　ｲ│ 　 i|　 ∨
　　　　　　八　 ,/　ゝニ:i 　 ／/ j　　ヽ/`o。　　 ｰ 　 '　／ヽ　|　/　|
.　 　 　 　 　 ＼{　 　 |/:|　/{　　　　　 ′ ＼｀ o。__　 イ 　 　 ﾉｲ|　 , 　　}＼
.　　　　　　　　　　 　 　 |,/　　{　　 i　ﾍ、 ‘, V´　 　／　　 ／￣ | ,/　　 '　　＼
.　　 　 　 　 . 　 -──-|′　 ‘　　 V　 ＼　─‐=彡　　／　 　 .ﾉｲ ヽ /
.　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼|　　 | 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨|: /　　　　　　　　‘,
.　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ |　　fﾌ、　　　　　　　|/　　　　　　　　　 }
.　　 　 　 ､　　　 　 　 ＿／　　|　　/　＼＿＿_＿_f^ヽ　　　　　　　　　.
.　　　　　　＼＿＿_／　 ‘,`ー┴‐/　＿/　　 　 　 ｀¨ヽ ‘,　　　　　 　 ′
.　 　 　 　 ／::::::::::/ 　 r‐ ゝ　　 ./´　　　 ＼　　 　 ＿__V　　　 　 　 /-ﾐ
.　　　　　-───〉　　〉_r‐'＼__′　　 　 　 ＼ 　 |‘,　 ′　　　　　/ 　 ‘,
　 　 　 　 　 　 ／　　 〈　　　 　 ∨　　　　　 　 ＼｣ ‘ .′ 　 　 　 /＼　ノ
　　　　　　 　 / 　 　 　 V 　 　 　 V　　 　 　 　 / :|　 ＼__________厶___}└┐
.　　 　 　 　 「 　 　 　 　 V 　 　 　 V　　　　　 /　 |　　　　　　　　　　/　　￣
.　　　　　 　 Ｌ＿__　　　　∨　　　　 ＼ 　 　 ./ 　 :|　　　 　 　 　 　 /
.　 　 　 　 ___/＿＿　｀V´ ‘,`ー=彡ﾉﾘ ＼　./　　　`'ー──‐〈⌒()⌒〉──
.　　　 　 /　　　　 　 ／　　{ゞ===彡'′/{二{　　　　　　　　　　}／ ＼{｀ヽ
　　　 　 {　　　 　 ／　　　　 　 | 　 　 /　　 ‘,　　　　　　　　　　 　 |　 　 }

【クイン】

『話を神剣に戻そうか』

『彼女はワルフラーンと共に、「流れる涙を減らす」ために、一代で全てを終わらせようとした』

『だが、ワルフラーンの行いは大局的には正義であっても、手段としては邪悪な恥知らずにならざるを得ない』

『親友の愛を奪い取って修羅道に叩き込んだり、二元論を更なる地獄に堕としたりね』

『ワルフラーンの伴侶として邪悪な救世を成すには、神剣もまた恥知らずに成らざるを得ない』

『だからワルフラーンが敗れ、クワルナフに食われた時にこれ幸いと、「弱い自分」を、慙愧と自壊衝動を切り離したんだ』

『そうして生まれた神剣の分身体がクインちゃん。アヴェスター本編の主人公だ』



『神剣は「真実を口外できない」代わりに「二元論について全知を得る」という戒律を背負っていて』

『分身体であるクインちゃんにもそれは共有されていた。中途半端にね』

『結果、クインちゃんは半端に相手の本質をつかんで、「ピントの外れた鬱陶しいお節介」で相手の逆鱗をむしることになった』

『クインちゃんが「タップダンスする地雷原」だったのは、実に設計通りというわけだ。正常動作、ヨシ！』

『神剣アフラマズダとしては、それでスィリオスやマグサリオンの逆鱗をむしって戦闘者として磨き上げようとしたようだ』

『つまり練兵の一環さ』