【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです83【R-18】【技術開発】

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117  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/05/01(Sat) 03:42:06 ID:00cd8086

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   {ノ// :!j  ∠三\三ニ≧=ミ、三三三三三ニ\\O三三三三三./=/
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         {三ニ////\三三三\三三三三三∧三 \三三=/=/
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                     {三三彡へニ/ ニニ「
                          Vニニl
                            |ニニ/
                            /ニニ/
                            `ー'

●隠し部屋:隠し部屋とは、貴族のプライベート空間。
貴族は、この部屋の中でしか自分の感情を見せないとされている。

魔力によって空間を作り出すので、部屋の広さは作成時に注ぐ魔力量によって変えられる。
部屋の内部は魔力的に切り離された空間で*1、外の声もノックの音も聞こえない。
基本的には、貴族の自室の奥側の壁に魔石のはまった扉が設置されており、寝台の天幕で隠れる配置となっている。
部屋の主となる者は扉の魔石に魔力を登録して、内部の部屋を作成する。
部屋の主がいない間は扉だけが存在している状態となる。

赤い魔石:隠し部屋を作り出す魔術具。
赤い魔石を壁に埋め込むように押し当て、シュタープを使って呪文を唱えると、赤い魔石がはまった扉が作成される。
扉の魔石に魔術具の指輪で魔力を流し込むことで、魔力登録が行われる。
親などと2人で登録する場合は、手を重ねて一緒に扉の魔石へと魔力を流す。

隠し部屋には入出制限があり、あらかじめ設定しておいた者以外は部屋に入る事はできない。

扉の開閉には、登録された者の魔力が必要。魔術具の指輪から魔力を流すと、扉と隠し部屋の空間が繋がって扉を開くことができるようになる。
扉が開いても入室制限に引っかかる者は弾かれる。

以下、隠し部屋に関連する魔術具

・隠し部屋を開けるための魔術具:隠し部屋の扉は魔力を使わないと開かないため、平民の側仕えや下働きが扉を開ける時に使用する
・入室認証の魔術具:隠し部屋の魔力登録者の魔力で染めた魔石のブローチ。入室制限に引っかかる側仕えなどに持たせる
・来訪を知らせる魔術具:隠し部屋の外側の者が魔石を押すと、魔石が光って内側の者に来訪者の存在を知らせる。平民でも光らせられる様子
・小槌のような魔術具:隠し部屋の内側から外側へ合図を送る際に使われる。これで室内の何か(?)を叩くと、外側の魔石が光る
・室内に呼びかける魔術具:隠し部屋の外側の者が触れると光り、内側の者と話せる。外側から呼びかけるのに使用される


『この辺もそうかな?』

『魔法貴族にとっては、魔石を染めるということは排他的な所有権を持つということだ』

『王や領主の領地所有権も、小領主の館の所有権も、魔道具の所有権も』

『そして隠し部屋も似たような理屈で、魔石を染めた物が排他的な所有権を持つ空間になる』

『言い換えれば、許可なき他人の侵入を許さない、機密やプライバシーを守れる空間ってわけだ』

『この中でならば、京言葉のような婉曲なやり取りをするディミーア的な魔法貴族たちも、例外的に感情を露わにすることができる』

『勿論、完全に他人の出入りを禁じてしまうと不便だから、いくつか抜け道も設定されてるけどね』