【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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709  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/04/26(Mon) 00:09:11 ID:8bfff3e8

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○王、領主、小領主(補足):一度領主になったものは王にはなれない。同様に、一度小領主なったものは領主になれない。
ルールを逸脱し続けていたライバル領地の姫ですら「王になりたいから、ギリギリまで領主にならない」と守っていたことを考えると、
『複数の礎の魔石を染め上げる事はできない』という魔術的ルールがあるのかもしれない。
これは、神々の利益にも合致する。なぜなら、国や領地の維持には莫大な魔力が必要であり、複数の礎の魔石を所有するという事は、それぞれの魔石に供給できる魔力が減り、国の維持に支障をきたす危険があるからだ。

こう考えると、小領主というのは元々「領主候補生を穏当に追放するために作られた」のかもしれない。
領主候補生は、領主の一族の者が貴族院で領主候補生課程を修了したものであり、アウブ(領主)となる資格のある者のことである。
一度領主候補生になれば、領主・小領主になるまで引退は無い。
(原作でも、現領主の伯父、つまり前領主の兄が領主候補生のまま残っている)
現領主が、自分の死後に次期領主にしたくない者を排除するためには、殺すか、神殿送りにするか、婚姻政策で他領に送るか、小領主にするぐらいしかないと思われる。この中では小領主に任命するのが一番穏当な排除手段だろう。


「良いねえ。良いねえ。こういう黒い考察は大好きだよ!(黒並感」

「うん、領主は恐らく、王の魔力負担を軽減するために作られた役職だろうから」

「王と領主を兼任できないのは、別に黒い意図を交えずとも妥当なシステムだね」

「神々の意図にも合致するだろう」


「そしてその神々のシステムを悪用するのも実に人間らしい!(黒並感」

「裏返せば、ライバルに領主という地位を押し付ければ玉座に至る資格を奪えるし」

「小領主を押し付ければ領主になる資格を強制的に奪えるわけだ!」

「とはいえ、領主になる夢を奪うものではあっても、小領主に任じられることはそれなりの地位の保証でもある」

「落としどころとしては妥当なところだね。「天下り」に近いかな?」

「少なくとも、殺したり神殿送りにしたり、他所に嫁にやったりするよりは」

・殺す:領主に成り得るレベルの貴重な人材・魔力資源が減る。

・神殿送り:魔力は利用できるが、半ば「貴族失格」扱いなのでやられる側としてはかなり屈辱的だし、還俗からの逆襲もあり得る。

・他所に嫁にやる:国全体としての人的資源・魔力資源は保てるが、婚姻先で権力を握って逆襲してくるかも?