【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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661  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2021/04/25(Sun) 10:52:49 ID:405a88af
【本好きの下克上技術】

○調合:毒や薬の調合もまた魔法貴族にとって重要であり、特に『魔力を回復する薬』の有無は、戦場や大規模な魔法を使用する際に生死を分ける程の価値を持つ。
こういった薬の生成にもまた、魔性や魔力素材を材料として使用する。

薬を生成する際にも複数人の魔力が混じると悪影響があるため、一つの薬の調合は開始から完成までを一人で行わなければならない。

●薬
・回復薬(初級):貴族院で習う、一番簡単な回復薬。体力と魔力の両方が回復する
・回復薬(上級):貴族院で習う、品質のいい素材を使った上級向けの回復薬。体力と魔力の両方が回復する
・回復薬(オリジナル):各地の貴族がオリジナルのレシピで開発した回復薬。効果や必要な素材はまちまち。

・ユレーヴェ:仮死状態から生き返らせるための青い液状の薬
飲むまたは体ごと浸かることによって魔力が固まるのを防ぎ、固まりを溶かす
薬の素材は、春夏秋冬それぞれの季節に本人が採る必要があり、自分の魔力を使って作る
ほとんどの上級貴族は貴族院へ在籍中にあらかじめ作って、常に携帯している
薬に浸かった場合は生命活動が著しく低下した状態でしばらくの期間意識を失う

・同調薬:結婚した男女がお互いを染め合うために使われる薬
飲むと、本来反発するはずの他人の魔力を受け入れやすい体になる
お互いの属性や魔力量が似ていれば飲みやすく、違うと非常にのみにくい
特殊な例として、アウブの許可を得た犯罪者の記憶を読み取るため同調に使うこともある
通常は1か月ほどで染められた色は戻る

・魔力を液状化させた薬:魔力枯渇の際に応急手当として飲む薬

・暗視の目薬:点眼することで、暗視効果がつく
・解毒薬:対応する毒によってさまざま
・検出薬:対応する毒によってさまざま
・眠り薬:さまざま
・胃薬

●毒
・毒キノコ
・魔力の流れを悪化させる薬:魔力の流れを変え、思うように魔力を使えなくする事で反撃を封じる薬
通常は致死毒ではないが、元々体内で魔力が魔石化しているエーヴィリーベの印を持つ子にとっては致命的
・痺れ薬:粉末状でディッターなどにも使用する
解毒薬がある
・トルーク:火にくべて使うと甘ったるい匂いがし、それを嗅ぐと記憶の混濁、幻覚症状、陶酔感を覚える危険な植物
記憶を覗く魔術具を使っても、混濁した記憶から情報を得ることができない
ヴァッシェンで浄化することができる
・遅効性の接触毒:触ったら手から浸透していく珍しいもので、日常的に触れるものに塗り込んでおくと、
毒に気づいた時には手遅れになってることが多い危険な代物
検出薬として白い実の汁をかけると、まるで血でもついているように赤く色を変える

・即死毒:ランツェナーヴェ(外国)から持ち込まれた白い粉末状の毒で、銀の筒から放って相手に浴びせる。
まともに受けると即死して貴族は魔石化する。
対策としては、口元を布で覆っておくと防げる模様。受けた直後ヴァッシェンで洗い流して即座にユレーヴェを飲ませられるならば命は助かる。
解毒剤があり、前以て口に含んでおくと毒は効かない。


○魔力遮断布:ランツェナーヴェ(外国)で作られた特殊な素材。
魔力が一切感じられないそうなので、魔道具かどうかも分からない。
魔法の使えないランツェナーヴェ(外国)兵たちを、ユルゲンシュミットの魔法貴族に対抗できるようにするために、ランツェナーヴェ王国が作ったらしい。