【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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259  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2021/04/19(Mon) 21:33:54 ID:66e47307

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『まず、魔力/魔力持ちの性質あたりから』

『なんとなくウィザーズクライマーを思い出す感じだね』

・魔力:本好き世界の魔力は有害で、体内に溜まり過ぎると高熱を発し、命を落とす。
魔力持ちの人間は、何の対策もされなければ7歳まで生きる事は稀であり、これを防ぐには、魔道具(後述)を使って体外に魔力を放出する事が必要になる。

・魔道具:魔力を操作する道具。魔法使いであろうと、杖か魔道具が無ければ、自力で体外に魔力を排出することはできない。魔道具には大きく分けて、「魔法使いが魔法の補助に使う魔道具」と「魔法使いでなくとも魔力持ちなら使える魔道具」の二つに分類でき、魔力持ちの子供が生き延びるのに必要なのは後者。魔石(後述)や魔物素材(後述)を組み合わせて作る。

・魔物(魔物・魔木など):魔力の多い土地に発生する動植物、あるいは生命を持った自然現象。
既存の動植物が魔力によって変異したり、魔力そのものが集まって産み出されたりする。
多くの魔力を持つ程、危険な魔物になる事が多いが、魔力持ちや魔法使いが生きるために必須な魔道具は、これらの魔物や魔木を討伐する際に採取するしかない。
作中では明記されていないが、おそらく魔力持ちの人間も魔物の一種と思われる。

・魔石:魔物や魔木、魔力持ちの人間が死ぬと、体内の魔力が結晶化して魔石が生まれる。
この時、魔石が発生する体の中心部(人間なら心臓)に繋がった肉体部位はすべて消滅し、魔石に取り込まれる。
魔道具を作成する際、魔石は主に、魔道具に魔力を貯めるためのバッテリーとして、持続した魔力の利用を可能にする利用される。

○魔力持ち:魔力を持った人間は大別して、貴種(貴族の血を引く者)・魔法使い(貴族)・身食いに分類できる。
魔力持ちが子供を作る際は、男女の魔力の大きさ(魔力上限×圧縮率)が同じぐらいでなければ子供は生まれにくい。

貴種:魔力持ちの両親の間に生まれた代々の魔力持ち。生まれる前から、両親、特に母親の魔力に染められて生まれてくる。
胎内にいる間により強い魔力を込めるほど、より強い魔力を持った子供が生まれるが、流産の確率も高くなる。
赤子はある意味、母親が体内で作り出す生きた魔道具のようなもの。

魔法使い:貴種が領主の許可を得て魔法学校に通い、魔法と魔道具やポーションの作り方を学び、魔法の杖を手に入れた者。
本好き世界で貴族と正式に認められるのは魔法使いのみ。

身食い:魔力を持たない人間の両親から、胎内に居る間に大地の魔力の影響を受けて魔力持ちになった、自然発生型の魔力持ち。
ある意味、魔獣に近いプロセスで発生する。
両親が魔力と無関係なため、よほど運と財力が無ければ、魔道具を手に入れられずに死ぬ。
魔力の色がとても薄いため、強い魔力を持つ者から魔法を受けると、その魔力の色に一時的に染められてしまう。
魔力の色は指紋のように個々人でバラバラなため、魔道具の起動条件になっていたりするのだが、染められた身食いはオリジナルと魔力的に同一人物とみなされる。

・魔力の色:魔力は色で分類される。
大まかには七大神に対応する七つの色…闇の神の黒色、光の女神の金色、水の女神の緑色、火の神の青色、風の女神の黄色、土の女神の赤色、命の神(命の神でありながら氷属性)の白色。さらに眷属神の色や方位の色など細かく分かれている。

・人間の魔力の色:人間の魔力にも色はある。指紋のように一人一人別の色を帯びており、(他人の魔力で染められない限り)同一の色を帯びることは無い。
人間の魔力は複数の属性を持つ事もあり、その場合魔力の色はマーブル模様のようになっているらしい。

・魔法と魔力の色:魔法を使用する際には、使用する魔法の色の魔力が必要になる。
七大神に対応する七色全ての属性を持つ魔法使いは理論上全ての魔法を使える可能性があり、
七色の魔力こそが、神が作った異空間を安定させるための魔法装置を操るための資格、すなわち真なる「王」になる候補者の資格となっている。

・魔力の反発:色の違う魔力同士は反発する。
魔石に魔力を貯めようとしても、既に込められた魔力と違う色であれば弾かれて入りにくくなるし、無理やり押し込めると、今度は逆に今まで入っていた魔力が追い出されてしまう。

・魔力の色に染める:前述のように今まで帯びていた魔力を追い出して、色をを変えることを「染める」という

・人間を魔力に染める:洗脳や記憶操作・記憶閲覧など、人間の魂に直接影響を与えるような魔法を使う場合は、人間同士であっても魔力の反発が発生するため、あらかじめ、対象の魔力を追い出して使用者の魔力の色に染めあげておく必要がある。
なお、通常の人間の場合は、他者の魔力で染め上げられても魂から生み出される魔力によって、長くても数日で元の色に戻る。
ただし魔力の色が薄い身食いの場合は数週間かかり、「エーヴィリーベの印を持つ子」の場合は体内の魔石の色が染められてしまうため効果が永続する。

・人間を魔力に染める(隠語):男女が子作りする際にもこの魔力の反発が発生してしまう。
妊娠したければ、男女どちらかの色に魔力の色を一致させなければならず、一時的に片方がもう片方を魔力で染め上げなくてはならない。
このため、「異性を魔力に染める」とか「異性の魔力に染められる」という表現は、貴族界隈では「エロいことをした」という意味を持った隠語になってしまっている。

・魔道具を魔力に染める:大抵の魔道具には、魔力のバッテリー的に魔石が組み込まれている。
このため多くの魔道具は、最初に魔道具に魔力を注いだ者とその血族以外が使おうとすると魔力が反発して使用できない。
使用したいならば、より強い魔力で魔道具の魔石を「染める」必要がある。
染めがげることで、魔道具は新たな使用者の専用になり、逆に元の所有者には使用できなくなる。

・共用の魔道具:魔道具の中には、神具(後述)を含めて個人専用でないものも存在する。
これら共用の魔道具に魔力を込める際には、魔力持ち本来の色の魔力ではなく、魔力から余分な色を抜いた、七大神の色に近い魔力を込める必要がある。
余分な色を抜くという事はその分、放出できる魔力量も減るため、個人専用の魔道具よりも使用効率は落ちる。
代わりに、色さえ合致すれば魔力を込められるため、個人で賄えないほど大量の魔力を必要とする大魔道具は、共用にする必要がある。