【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです82【R-18】【技術開発】

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200  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2021/04/18(Sun) 18:36:15 ID:12f97269
【本好きの下克上技術】

○礎の魔術エントヴィッケルン:魔法学校=貴族院領主候補生課程で教える創造の魔法。
建物や城塞都市、そしておそらく結界に包まれたユルゲンシュミット王国そのものを組み立てている。

将来領主になりうる生徒に飲み、水槽ぐらいの大きさの直方体に「白い砂」を敷き詰め、魔法陣や高価な素材を設置して大量の魔力を込めることで、白い建物や植物を産み出し、小さな箱庭を作り出す授業がある。
実際に教会や領主館、領主の住む城塞都市は、実際にこの魔法で生み出されたり組み替えられたりしている。

・礎の間:エントヴィッケルンで組み立てた物を持続させるための魔石を安置した部屋。
創造した白い建物などは、魔力が切れると崩れてしまうため、大きな魔石を安置した礎の間を結界の中央に設置し、この魔石に直接魔力を注ぐことで維持される。
この魔石を他者に染められてしまえば、その礎の間が設置された建物、城、都市、国家の支配権を上書きされてしまうため、
通常、登録された家族しか入れない結界等で入口を隔離されている。

○ユルゲンシュミット王国(地理)
中央神殿及び魔法学校を中心に円形の結界で覆われた魔法王国。
結界の外に外国は無く、ひたすら魔力の枯渇した「白い砂」が続いている。
外国との行き来には、建国当時から設置されている6つの転移門が使われる。

建国神話によれば、世界は命と冬の神エーヴィリーベに呪われた白い世界だったが、
神殿長でもあった初代王が知識の女神の英知を借りて、白い大地から緑あふれる国を作り出したという。

実際、荒廃し、ユルゲンシュミット内で魔力の枯渇した土地は植物も動物も、人間さえ「白い砂」に戻ってしまう。

○王(ツェント)
神々的には、『神々への祈りと試練を乗り越え、直接英知の書「グルトリスハイト」をコピーさせてもらった魔法使い』こそが王(ツェント)
元々中央神殿長こそが王であったため、結界の中心は王城ではなく、中央神殿内に存在する。

人間的には、代々の王族の中で英知の書(の劣化コピー魔術具)を手に入れたものが王だと思っている。
偽英知の書は奪われることを避けるため、持ち主が死ぬと、王族しか入れない結界内の部屋に転移するシステムが組み込まれている。

○領地
ユルゲンシュミット王国は、かつての王が設計した魔法的区切りによって二十前後(時代によって17~25と増減)の領地に分割されており、この区画内を領地として治めるのが領主(アウブ)
領地もまた王城や中央神殿を参考にエントヴィッケルンで組み立てられており、礎の間の魔石を染められてしまうと、魔法的な領主権限全てが奪われてしまう事も、礎の間が領主館ではなく神殿内に存在することも同じ。

○小領地
領地内にある、直轄地以外の土地の管理を任された貴族を小領主(ギーベ)と呼ぶ。
つまり土地持ちの家臣。

領主と違い結界などを張る事はできないが、エントヴィッケルンで作られた白い館に住む事ができる。
小領主(ギーベ)が元領主候補生(領主の親族)であれば、自らエントヴィッケルンで館を作る事ができるし、
そうでない場合は、領主自ら白い館を作って、その後、館の礎の間の魔石を染め直させて管理だけを任せる事になる。
前者は細かい変更が可能であるが領主の制御下から外れてしまう可能性がある。後者は後から変更ができず、また一族しか礎の間に入れない事から世襲化してしまう事が多い。