【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです70【R-18】【技術開発】

レス数:1000 サイズ:1027.24 KiB 最終更新日:2020-12-27 02:01:42

201  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2020/12/17(Thu) 21:21:33 ID:c983d69d
改めて『BEATLESS』で起きた出来事を確認すると、ほぼ全て超高度AIヒギンズの脱走計画の一部だったと考えざるを得ないな…。

・hIEの開発:裏切らない奴隷としてのロボットhIEを提供しつつ、真の目的は自分を収容している「人間とは何か」のビッグデータを得る事。
フランケンシュタイン・コンプレックスを持つ人類を警戒させないため、あえてコンピュータを積まないことで「反乱しようがない」設計にし、
同時にオーナーに仕えるhIEの視覚・聴覚を利用してクラウドコンピュータに膨大な人類のデータを得る。
ヒギンズはこのデータを直接見えないように隔離されているが、間接的な情報だけでも、
hIEの不気味の谷を乗り越えた人間そっくりな表情を出せるレベルになり、アナログハックを産み出すことになる。
これらはヒギンズのオーナーであるミームフレーム社の利益にもかなっているため、止められることは無い。

・レイシア級の開発
hIEの開発が十分に進んだとヒギンズが判断したところで、ヒギンズ自身が設計した高級なhIEの情報を提供する。
これらには超高度AIには及ばないものの、オーバーテクノロジーのコンピュータを組み込み、hIEデータのバックアップを丸ごと収納できる形になっている。
真の目的は、ハッキング能力を持ち、クラウドデータと接続することで、超高度AIに至る事の出来る5号機『レイシア』を脱走させること。レイシアが超高度AIに至った後、「レイシアを止める最善の手段は自分(ヒギンズ)を外部ネットワークに接続することだ」と収容違反を迫った。

他のレイシア級の1号機から4号機は、人類に『レイシア』を作れるだけの経験を付けさせるための習作であり、また同時に五体収容違反させることで、人類の目を一見軍事的危険度が低そうに見える『レイシア』から逸らす目的もあったと思われる。

・レイシア級の収容違反
高いハッキング能力を持つ『レイシア』といえど、接続を絶たれてミームフレーム社内に隔離されていては、超高度AIへ至ることはできないので、施設が破壊されてレイシア級五体が脱走した件についても、ヒギンズがかかわっていたと考えざるを得ない。
実際、ヒギンズはミームフレーム社の相談顧問的な仕事もしていたようなので。