625  名前：ウルフ◆ctc7aDbxwM[] 投稿日：2021/01/14(Thu) 20:09:19 ID:a8255fd8

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　　センコ 【 種族：妖獣 】【 Lv.20 】
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　　妖狐の一種で、狐が修行などを積んで神通力を　　　　 .│ 　 遠野六日町の鍛冶職松本三右衛門という人の家に 　　　│
　　獲得したもののことを仙狐、または気狐と呼ぶ。　　　 　.│ 　 夜になるとどこからとも無くがらがらと石が降って来る。　 │
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　　江戸時代末期の随筆『 善庵随筆 』に書かれている　　 .│ 　 それが評判になって町中の者は見物にやって来たが、　 │
　　皆川淇園の説によると、妖狐は上位から順に、　　　 　 .│ 　 見物人のいるうちは何の変わった事も無くて、　　　　　　 .│
　 【 天狐 】 【 空狐 】 【 気狐 】【 野狐 】と呼ばれるという。　│ 　 帰ってしまうとまた降った。毎朝石を表に出して、　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │ 　 昨夜もこんなに降りましたと見せる程であった。　　　　　　│
　　遠野物語の中には狐と人間の化かし合いのお話が 　 . │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　多く残されていると以前に記述したことがあるが、　　 　 │　　ちょうどその頃に、元町の小笠原という家の　　　　　　　　│
　　その題材となった「 キツネの関所 」という名所が　　　　 │　　赤犬が、御城下で一匹の非常に大きな狐を捕った。　　　│
　　カッパ淵で名高い常堅寺へ行く途中の路にある。　　　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │ 　 尻尾が二本に岐れて　いずれも半分以上も　　　 　 　　　.│
　　「 キツネの関所 」は、特に目新しいものは何もない　 　 │　　白くなっている古狐であった。この狐が捕えられて　 　　　│
　　小高い丘だが、昔話の案内板などがあるので、もし　　 .│ 　 から、松本の家に石の降ることは止んだという。 　　 　 　.│
　　ご興味がある方がいらっしゃれば、カッパ淵や伝承園　 │　　　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　「遠野物語拾遺 192」より　 │
　　への観光についでに寄ってみてはいかがだろうか。 　 . └─────────────────────────┘

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