709  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2020/10/12(Mon) 01:47:21 ID:2358d5d9
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿__ 　 　 　 　 　 　 //ﾊ　　ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 .／ 　　,ﾊ　　　　　 　　///∧　　 ＼
　　　　　　　　　　　　／ 　　／/∧,. --　－--'く∨　',　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 ／ 　　／ ∨,ｨ'': : : : : : : : : : : :＼. 乂＿__ ノ
　　　　　　　　　 （　 ___ ノ　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : : :.i : : : : :.i: : : : ヽ: : ヾ:､
　　　　　　　　　　　 　 ／ｨ: : : : : : ト､: : : :.ﾄ._:_:_: : V: : ',: ,
　　　　　　　　　　　 ／´ /: ; : : !:ｨ''!´ ヽ: : { ヾﾄﾐ､｀ !: : |: :',
　　　　　　　　　　 　 　 /: : {: : :i: !　　 ,, ＼! ､..___,, ﾘ: : |: : ;
　　 　 　 　 　 　 　 　 /: :i : ヽ: ﾊ!,z=ｨ''　 　　｀￣ ｲ: :.ハ: :|
　　　　　　　　　　　　/／ ヽ: : ヾ. 　 　 　 ′ 　　/: :/:|: :.＼
　　　　　　　　　　　　　　／ ＼:_:＞. 　 ｰ-　 '　 ,７´: :.!: : : :.＼
　　　　　　　　　　　　 ／イ: : : : ミ:.､≧。　　　／: : : : :! : : :ﾄ､:.＼
　　　　　　　　　 　 ／　 ,: : : : : i: : :/: r i.｀¨¨´ |{ﾐ.: : : :|: : : :,　＼:ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :_:_:_:j: :/_ノ! |　　 　.!}　ト､: {:_:_:, - ､　 ヾ＼
　　　　　　　　　　　　 /:.／　//}: :! 　 | |-､　 , -|　!　}: ヽ. i! {　ヽ.__＿.,,
　　　　　　　　　 rー- y′　.{!{/: :j__,ｨj .|　　　　 |　ヾミ: : } ノ　　　　　　}
　　　　　　 　 　 {　　　　　　 V: r''彡′ !　　　 　',　　　ヽ:ヽ　　 　 ,　　 |
　　　　 　 　 　 人　　　　　 /: :／ 　 _ノ　 ｀Y´　 乂　　 ヽ:ヽ　 ／　　 .!、
　 　 　 　 　 ／::::::ヽ　 　 ､/: :/____ く　　　　i!　　　/,;--=Ｖ: :.V　　　／::::ヽ
　　　　　 　 .,＼／:::::＼__./: :/ /{::::::/ ｀≧=--=≦´ ヾ:::j､　∨:}__ ／::::::::::ﾄ:/ ､
　　　　　 .／　　＼:::::／: : : ;′. ｀¨´　　 　 =!=　　　　｀.|i! 　}: : : :＼:::::／　 　 ヽ
　　　　　 {　　　.／､´: : : : : {　 { {　　　　　　　　　　　　 } } ./: : : : : :｀¨ヽ.,　　 　 〉
　 　 　 　.,:ヽ　　 　 ヽ: : :/: :ゝ.. ヾ　　　 .:彡ｲ､ __　　　ノィ´: : : : : : : : :／　　　 /
　　　　　/: : :＼　　　 ＼': : : : : : 丁 i　´　　　　　 ￣ﾉ /: : : : : : : : :／　　　 ／
　　　　./: : : : : :.＼ 　 　 ＼: : : : :.}　|　　　　　　　　/ /ｫ: : : : : : ／　　　 ／: :ヽ

青：憧憬（プレステージ）

『逆支配環境は平等主義だが、一方で仲間を出し抜ければ生存繁殖競争で有利になるのも確かだ』

『かくして、シド星の如く、平等主義の名の下集団私刑で優位を築いた人間の足を引っ張りつつ』

『しかし自分だけはうまく出し抜こうとするという欺瞞が基本となる』

『では出し抜くためにはどうすれば良いか？良い方法がプレステージを得ることだ！』

『部族社会の仲間は、食料や異性を奪い合うライバルであり、故にドミナンスやリバースドミナンスのような形でライバルを蹴落としてリソースを奪おうとするわけだが』

『同時に食料や異性を協力してゲットする同盟者でもある』

『狩猟（食料獲得）や戦争（他の部族からの異性獲得）が上手く、異性や食料を分けてくれる気前の良い「英雄」は、英雄が消費するよりも多くの食料や異性をもたらしてくれるかもしれない』

『ならば英雄を排除するよりも同盟を続けてもらった方が得だ！・・・勿論、調子にのってリソースの独占を目論む暴君にならない限りは、だけど。』

『だから、群れに（とりわけ自分に）貢献しリソースをもたらしてくれる「英雄」はリバースドミナンスの対象外となり、ある程度優遇される地位を築くことになる！』

『さらには、英雄に弟子入りして、その能力を模倣しようとする者も現れる！私もまた英雄（あなた）に成りたい、近づきたいという求道の祈りだ！』

『弟子はやはり師である英雄に協力するから、英雄側としても悪くない話だ』



『こうした「頼れる同盟者」「師弟関係」に基づく地位が青い「憧憬（プレステージ）」なのさ！』

『プレステージを得た者は、リバースドミナンスという「私刑」「裁判」を回避する特権を得る』

ああ、リバースドミナンスは裁判と言っても良いかもしれない。白らしいし。「人民裁判」が付くが。

『どころか、裁判において助言者となり、善悪を裁く特権すら得る！』

『ドミナンスもリバースドミナンスも支配する真の強者がプレステージってわけだ！』

『だから暴君も必死で教科書を書き換えたりしてプレステージを得ようとするわけだね』