【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです62【R-18】【技術開発】

レス数:1000 サイズ:887.7 KiB 最終更新日:2020-10-04 23:44:53

434  名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/09/28(Mon) 22:54:41 ID:0ce654f6



衝撃衝撃
散兵             散兵


散兵             散兵


『まず、包囲・突破を行う場合には、基本的に近接戦闘能力が要る』

『少なくとも、「敵の衝撃部隊が突っ込んできて近接戦闘になった時に何とか対応できる能力」が要る』

『この点、散兵は基本的に衝撃部隊の突撃に対して脆弱だ』

『火力は機関銃登場以前は、主に発射速度の問題で近接戦闘に対応できなかった』

『敵の衝撃部隊が目の前に要る場合、火力を叩き込むよりも衝撃部隊が殴る方が速いからね』

『加えて散兵は文字通り散開している。これは飛び道具相手には回避率を上げられる工夫だから、火力同士で殴りあう場合には有効な陣形だが』

『衝撃力に対しては不利になる。↑図のように、密集した衝撃部隊に対して、散開した散兵は局所的に数的不利を被るからね』

『↑図の場合、トータルでは散兵は四人で衝撃部隊は二人で火力の方が人数が多いが、衝撃部隊周辺で見れば局所的に二対一になってるだろう?』

『こうなると、衝撃部隊は散兵を各個撃破したり、あるいは突破に成功する可能性が高い』

『だから火力はファランクスのサポート役に成るか、もしくは衝撃力から自分を守ってくれる防御陣地の中でしか戦えなかったわけだ』