【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです60【R-18】
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名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/08/29(Sat) 22:05:41 ID:6dac878e
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神に逆らう王が主人公、なんてギルガメシュ叙事詩が象徴するように、
チグリス・ユーフラテス文明(メソポタミア文明、今の中東あたり)は概ね世俗化に成功していた!
実り豊かな大地であり、小麦に麦酒に羊毛にガラスという特産工業品もあり、
おまけに水路的にも陸路的にもシルクロードの中継地であったチグリス・ユーフラテス文明は
交易で富を成す重商主義文明として発達していた!
なんと文字が無かった時代から交易や借金まで行われているほどだったそうで、
その際契約書代わりにトークンや粘土板が使われていたのだ!
というか、チグリス・ユーフラテス文明においては、商業用のトークンや粘土板「から」文字が生まれたのである!
だからチグリス・ユーフラテス文明は契約を明文化して残すという文化が強力に発達しており、
法制度も「神との契約」という形ではあるにせよ、「明文法」「罪刑法定主義」として発達していったのだ!
ハンムラビ法典はその代表例であろう。
こうなると、一応宗教の影響力は残っているにせよ、神官階級の権力は大分弱まっている。
神官階級が好き勝手に宗教法を解釈できるわけではなく、あくまで直接的には「明文法」に従うのだから!
Mtg的に言えば、白黒オルゾフ商人が契約のために作り上げた法制度が統治基盤となった文明と言える!