413  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2020/07/05(Sun) 23:27:45 ID:facc5772
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ちなみに庶民の暮らしぶりは、まあSCPやら盗賊の脅威はあるし、金を出さねば安全保障はないとはいえ、

それでも実はマシになっている。

・・・というか、元がひどすぎた！

何しろ、ソ連にしろ中国にしろ、地政学的にドミナンス的な中央集権を敷かざるを得ないが、

裏返せば「中央官僚（法衣貴族）が広すぎる国土の遥か遠く離れた地方のことまで管理している」わけである。

そんなもん、たとえ中央官僚が善良で有能だったとしても、地方までは目が行き届かないから統治限界になって当然だ。

そしてそんな有様だから都合の悪いことは隠蔽し、成功をでっちあげた者が「優秀な人間」として出世することになる。

中央官僚もそんな腐敗した嘘つきだらけになる。・・・嘘をつかねば出世街道を外れるどころかシベリア送りなのだからある意味当然ではあるが。

そして地方や現場が仮に正直に切実な訴えをしても、途中の嘘つき役人たちが、問題を過少に、成果を過大に報告する。

しかもそれが伝言ゲームのように中間管理職が上に報告を挙げるたびに積み重なる。「助けてくれ！」という悲鳴はいつのまにか「問題なく成果を拡大している！」にすり替わる。

まあ上層部もまともに現場と情報のやり取りもできないのでは、統治のしようもない。

貧乏人どころか餓死者まみれになるわけである。

そしてそんな腐敗した統治はごめんだと、準Sランク冒険者が革命を起こしても、

問題は解決しない。

単に圧政が三国志になるだけのこと。それはそれで辛い。