774  名前：無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日：2020/06/03(Wed) 23:38:01 ID:4150be17
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【ユリア・ジュエ　代理AA　ティア】

ユリアという古の偉大な譜術士は、

第七音素の意思集合体（精霊）　ローレライと契約することで、

二千年先の未来まで記された「惑星預言」を読むことに成功するが、

その結末は世界の滅亡であった。まあ星の記憶とはそういうものではあるが。

当然ユリアは滅びの運命を何とかしようとして、

プラネットストームの開発で調子に乗って景気よく大戦争をやっていた当時の人々を「このままじゃ世界が滅びるから大人しくしろ！」と説得し、

戦争を終結に導いた。

また、当時プラネットストームのせいで発生していたと思しき瘴気問題に対して、外殻大地という一応の解決策を示したのも彼女である。

しかしながら、惑星預言のあまりもの予測精度から、いつしかユリアとローレライと惑星預言は神格化されて、本人たちの意思に関係なく「ローレライ教団」が結成され、神として祭り上げられてしまう。

そして、滅びの預言を覆さんとしていたユリアの意思とは裏腹に、

預言の成就を、運命通りに物事が進んでいくことを人々は望むようになってしまったのであった。

なぜなら、預言には「～以上の出来事が未曾有の大繁栄の先駆けとなる」という記述が存在したためである。

歴史心理学のように、より良き未来のために、不自由な運命こそを望んでしまったわけだ。