世界の終わりの短編祭 Side-B 投下スレ[2] &後夜祭用◆ テーマ:続く世界
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名前:◆.Chhu9/tgb7t[sage] 投稿日:2020/05/18(Mon) 23:16:02 ID:c970524c
とぼとぼと、歩く帰り道。まわりには、ボロボロに燃えてしまった家の跡。
お母さんは、お家も同じように燃えてないだろうかと、
思わず暗く、心配な気持ちになりますが、
娘と少女が楽しそうなので、顔で笑って心で落ちこむ、ようにしました。
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「へぇ~学校から帰ったら、すぐにオジサンのお店を手伝ってるんだぁ~」
「ああ、そうや。夜遅うまで働くときもあるし、大変やけど、
ウチを拾ってくれた恩も返さなきゃあかんしな」
「大変だなぁ……私なんて、宿題だけでいっぱいいっぱいなのに……」
「ハハッ、ウチは宿題なんてテキトーやで。
でもな、ガッコじゃ教えられんことや覚えられんことを、
いっぱい知れるから、ウチは楽しんでお手伝いしとるで!」
「すごいなぁ……大人だなぁ……
私も、お母さんのこと、もっと手伝わなきゃいけないかも!」
暗い帰り道でも、娘と少女は、明るくお話。
ただそれだけのことで、お母さんもちょっとだけ、気持ちが軽く、明るくなりました。