世界の終わりの短編祭 Side-B 投下スレ[2] &後夜祭用◆ テーマ:続く世界

レス数:584 サイズ:1678.74 KiB 最終更新日:2020-06-02 01:12:13

420  名前:◆.Chhu9/tgb7t[sage] 投稿日:2020/05/18(Mon) 23:16:02 ID:c970524c
とぼとぼと、歩く帰り道。まわりには、ボロボロに燃えてしまった家の跡。

お母さんは、お家も同じように燃えてないだろうかと、
思わず暗く、心配な気持ちになりますが、
娘と少女が楽しそうなので、顔で笑って心で落ちこむ、ようにしました。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
    : ::::::::::::::::::::::::::::   |\,/´i:\ ::: |:   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ;:    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .:'',.; || ̄ ̄ ̄||!i!i!i!i!i!i;.||
____________________________|  | ̄| :::::\|_________________||__√||i!i!i!i!''',._||__
_,|__|__|__|____|\|_|::::::::::::|::::::::::::::   ;;, :::::::::::::::::::::::::::::;,.;,.;;.,;::'';.,;.,;.,;: : :: || ̄ ̄ ̄||i!i!i!"' ̄||::::
,__|__|__|__|___|::::::::  \ :..i>::::::::::::  ,.; :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;,,;,; ::;,::: ||___||!i!___||::::
_,|__|__|__|____|::::::::::::::::::::\|_________________||_______,||::::
ニ  - ≡
                   Λ二\      ー -=      -            =
                   ∨_,,,;;;;/,,.、.,.,,.、.    -==ー  ー,,,  ニ  ≡ ;,,;,,,,
― ー二                  ニ   ≡
,=============-'-===========''''…========================='";;===- ===…==============

              -=_ =-   -    r:"::\
二 ─   = ._r'"゙'、─二             "''''''''" ─ニ─‐  ̄   _r'" ̄'ッ'
          ̄"'     ─二         ─二  ─           ̄""
─ニ─二                   ̄   _           ;.,;.,, ,,,,
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

「へぇ~学校から帰ったら、すぐにオジサンのお店を手伝ってるんだぁ~」

「ああ、そうや。夜遅うまで働くときもあるし、大変やけど、
ウチを拾ってくれた恩も返さなきゃあかんしな」

「大変だなぁ……私なんて、宿題だけでいっぱいいっぱいなのに……」

「ハハッ、ウチは宿題なんてテキトーやで。
でもな、ガッコじゃ教えられんことや覚えられんことを、
いっぱい知れるから、ウチは楽しんでお手伝いしとるで!」

「すごいなぁ……大人だなぁ……
私も、お母さんのこと、もっと手伝わなきゃいけないかも!」

暗い帰り道でも、娘と少女は、明るくお話。
ただそれだけのことで、お母さんもちょっとだけ、気持ちが軽く、明るくなりました。