【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです46【R-18】
964
名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2020/04/18(Sat) 14:52:10 ID:de0b48d3
_, ‐-
,ィ'´ `ヽ
/ ∧ ヽ ハ _.
l. 」_l.。ヽrテュハ _,l__r、/ l
____l 「ノ,、 ´ ,ィキ=ァlノ<ニ fニ` l
``‐-=l/v'ゾf゙> " ゞ'' lハ‐'i'" fニ.ソ
ノ/八 `ィク ノリ__l___{三}
/,ィ _____`ァ _ニrf//.:.:.:.: ,;ィ'}二}
/"/ ハ.:.:.:/.:===.:.l i.:.:.: /___`ソ`ヽ、
/__',>ヽ_l」_ィ_ャ'___l ゙'/´::::::::::::::::::::::ヾ:.、
<|ヽrrf´f l ,ィ''マ: : : /: /イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ.:\
<_ゞゝ=‐ソ/::::::lニニニニ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ. :.:\
//:::/: : : : : : : ゝ‐i:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ.:.:.:.:.:ヽ
//::<:,: : : : : : : : : : : `>::::::::::::i::x‐-、:::::ハ.:.:.:.:.:.:ヽ
.//::::::<: : : : : : : : : : ノ´::::::::::::r"=、 ゝ‐、l.:.:.:.:.:.:.:ハ
/.:l:::::::::::`ゝr-‐‐i、‐'" \‐'´,ィ'ミミヽ____ノl.:.:.:.:.:.:.:.:.l
./.:.:l:::;;;::::::::: ::l l \ ヽf=ミヾ/ l.:.:.:.:.:.:.:.:.l
/.:.:.:l.´ `゙ー--l l \ `ノ'" l.:.:.:.:.:.:.:.:/
l.:.:.:.:l l l ` ー‐'' l.:.:.:.:.:.:./
l.:.:.:.:.l. l l l.:.:.:.:/
ヽ_.:.:.| 〈 ̄ ̄7 l_/
 ̄ 〈´ ̄ 7
/´ ̄ 〉
<_´,ィ'<
{ /
l /
ノ__/
緑:共生:シド星のスパゲッティな調和
利己的な遺伝子は不死を求めて増殖し、
やがて他の遺伝子と出会う。
時には同じ個体に乗り合わせた者として。
あるいはライバル個体に乗り合わせた者として。
天敵と獲物として。
利己的な遺伝子の利害調整を行ってくれる神や法はない。少なくとも原初の世界では。
従って、利己的な遺伝子たちはシド星のように思うさま殴り合い、奪い、時に手を組む。
これは最初は単なる混沌だろう。
だが「長年放っておけばどうか?」。
どうしても相容れない遺伝子同士は、どちらかを滅ぼすまで殴りあうだろう。
うまくやれる遺伝子同士は同盟者となるだろう。
対立する遺伝子同士でも、殴り合いながら折り合いを付けられるかもしれない。
・・・いずれにせよ、ある程度「共生」することにならないか?
例えば生物個体の中で癌が潰され、全体調和が保たれる(ように見える)のはこのためだ。
生態系が概ね安定し、あたかも「自然全体」のために働いているように見えるのはこのためだ。
自然は別に緑さんが語るような調和に満ちたゲシュタルトとして生まれるわけではない。
だが、シド星の如き遺伝子の同盟と闘争の殴り合いの果てに、あたかもゲシュタルト意識であるかの如き調和に達する可能性は十分あるのだ!
・・・シド星の殴り合いの果てに死の荒野に成り果てることもあり得るが。スノーボールアースのように。