【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです35【R-18】
201
名前:無茶王 ◆T8n83RxOuU[] 投稿日:2019/12/12(Thu) 23:07:21 ID:961fa48f
___ , ' ⌒ヽ、
r‐ァ_'´ ` /、 ヽ
r‐ァ'´ ̄/ / / / 、\ ',
_V / / 〃/ /.:/:./l :i|:...lヽ:::ヽ ',
〈i/::. / l::. |l:.l::ハ、l::..l;;l::i|::::l:.:',::::::', !
ハi:::::... l .::. l:::..|トiVィ= 、:ト、l:i|::l:lハ:l:::l:::l、 ノ
ヽiト、/^l l:::. ',::::Vト代zj ヾ l::ハlノ .リ:::!、:l \
/lヽl <l::l ::.. ',:::l ヾl jノ ',.- ル':i N
}}ーz、ハ _l⌒l、 ヽミヽ l::l:. :::...ヽl\ {iカハ:l
、_,{{ v }{ `t.r' |: : | ', └ ミ.l:ハ:::::.. .:ヽ\ 〉':::...ヽ
ヽ}t、 ^ / |: : |_,ヽ _,. ',.ィ´  ̄ `ヽ ::::::.ヽ ヽ ̄ ` イ:.:.:l:.:.:l:..\
. z、ハ{ハ. _,ハ:::zL イ :::::} r ' zZ三l l三三ミ、:::.', l::::l:', l / N、:.l、:.:l:.ヽ:.',
}}^=V Yヽ:::::l: lミ彡!:::、::: ー 、 //三U z、三ミミ',:::l |l:::N ¨´..:::::::> }:.l ヽl:::lV
. Z^^´ ` ヽ:ヽ::l/==ミ{ :.'^iT '''´_,/,. -─- 、ヽ:i:i:i:',::lノlノ::ii\\/ヽ ,ル' _Vi:|
ft ` _ lヽ_〉 |i::i| :::: //`ヽ、:..─‐--....i:i ||:i:i:i:}',lV/^ー^ヽ VハVス ─ 、ルヽ、
_,.ミz }}::`{ヽ\|i::i| __// ::::::::::i},::::::::::::::: i:i ||///;;;〉':. \:::::::::> \::::\
〈< tュ rヘヽ:::ヽ:` |i::i|.。| | ::::::::::::iハ ,zi :::::/i:〃/;;;/ ::::: 、_ V´i:i:i:| ヽ::::::\
Z、__,. z≧、::<二 |i::i| __〉〉:::::::;;;;;;;/:::::::, イ 二彡イ/ :::, '´  ̄ ヽ`ヽ丶:| V  ̄
弋ー‐ //:::::: |i::i| z'/;;;;;;;;;;;/- ' l;;;;;;;;;;;;;〃/ ', .Vi'^ヽ
\/イ_,.. }}三{{ ` ー '´ l;;;;;;;;;;// . . . . : : : : l: : i}: : . .\
 ̄ /ハヽ 、;;;;;;//;; ,. - ,.z、 : : : : : : / : / : : : : l l
,ヘ //i:i:iヽヽ ヽ;l l; //:::::::://ヽ;;;;;;; _,.∠、丶 : //
|::::i:iミ マ:i:i:iZ>| V i/::::::::::://:::Oエ -‐ - X^Y´
無理だろう?領土をどんどん広げていけば、どこかで統治限界が訪れるからだ。
今の技術ならばもうちょっといけるかもしれないが、
当時の情報伝達速度には限りがあり、
辺境と中央政府の間の情報交換に長い時間がかかったのだ。
なので辺境が蛮族に侵略された時、逐一中央政府にお伺いを立てていては手遅れになる。
となれば、辺境の軍人に裁量権を与えておくしかなく、
それはつまり、軍人が土地貴族化して好き勝手やり始めることを意味する。
場合によっては、辺境の軍人が中央政府の言うことを聞かないどころか、
「上洛」してクーデターをやらかすかもしれない。
実際、中国にしろローマにしろ、大体そのパターンでクーデターが何度も起こっている。
これを回避するためには、辺境と中央政府の距離を縮めておくしかなく、
つまり帝国を縮小するしかなかった。
故の統治限界である。
勿論単純に、敵国が強大で征服行が途中でストップすることもある。
冬将軍とか。