【Ffh2風】やる夫は無茶振り王国の研究者のようです32【R-18】

レス数:1000 サイズ:972.82 KiB 最終更新日:2019-11-17 02:59:11

573  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2019/11/11(Mon) 10:18:59 ID:0d766123
乙でした!


本好きの下克上はいいですね。
かなりガチ目の封建制と、魔力重視の魔法貴族制をうまく融合させていることで、未知ながら納得できる世界観になっています。

領主や土地持ち貴族の使う魔法が、そのまま幸子式戦術戦略論に当てはめ易いのもGood!

偵察部隊:領主の張る領地結界が、外部の魔法使い=貴族の侵入を察知する索敵警報装置になっている。
砲兵部隊:個人レベルで攻撃魔法や魔法の杖を変形させた魔弓など、比較的ショボイ。
突撃部隊:魔法使い=貴族は必ず自分の魔力で染め上げた魔石から騎獣を作り、騎乗して戦う。
要塞部隊:領主の創造魔法で、大量の魔力さえあれば建物や城、要塞を作成したり修復したりできる。個人レベルでの防御魔法障壁や魔法の杖を変形させた魔盾などもある。
指揮部隊:通信の魔道具。ただし、領地結界を超える通信はできない。
兵站部隊:魔法に必要な魔道具は消耗品で、基本的に魔獣から魔樹から採取した素材を自分の魔力に染めて自作しなくてはならない。つまり、一周回って狩猟。
また、農業にも貴族や神官から下賜される魔力を大地に注いで土地を肥やす必要がある。粛清などでうかつに貴族を減らすと、魔力不足で困窮する。

通常の世界より、かなり防衛しやすく侵略しにくい戦略戦術になっているので、権力を得るには戦争よりも他領地の内部を切り崩す謀略が重要になっています。

戦争で勝つ:戦死や粛清で貴族が減少した枯れた土地が手に入る。本領まで魔力不足になりかねない。
謀略で勝つ:他領地の貴族を寝返らせて、領主の首だけ取り、自分の息のかかった者を次期領主に据える。魔力的にはかなりマシ。