レス数:769 サイズ:1927.67 KiB 最終更新日:2019-10-15 03:35:58

713  名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/10/13(Sun) 18:15:42 ID:c38d1c73



   蜘蛛は人の身をはるかに越えて大きく、小さな丘ほどもあった。
   
   蜘蛛はその巨体ゆえに扉から抜け出ることはできずに、足がひっかかって敷居の所で止まった。
   
   蜘蛛が口を開いた。
   
   「おお、そなたから懐かしい匂いがする! 赤ん坊の匂い、私の親友のアンの子供の匂いが!」
   
   「こんにちは、蜘蛛よ。 あなたは何者ですか?」 私は問うてみた。



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