647  名前：◆NBJATnhEhM[] 投稿日：2019/10/10(Thu) 17:20:14 ID:754697ae



　　　凄まじい光が石から発されて、それらが矢となって放たれて女の体を貫いた。
　　　
　　　女は地面に転がって苦悶の声を上げた。
　　　
　　　私は赤ん坊を地面に置くと、馬に駆け寄った。
　　　
　　　老賢者の声が脳裏によみがえる。 「北の火山まで、乗り物を使わずに徒歩でたどり着くのだ。」
　　　
　　　惜しいが、馬に乗ることはできない。 私は許せと短く言って、黒い剣で馬の首を掻っ切った。



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