旅
607
名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/10/10(Thu) 17:20:14 ID:754697ae
水銀燈は男が繰り出した剣の第二撃をみずからの剣で受け止めた。
私は赤ん坊を抱えた女に近寄ると、梯子の方に誘導した。
しかし女は外に出ることを拒んだ。 「親切な人よ、私たちは幽霊です。 ここに永遠にとどまらねばならない身です。
明日も明後日もこの屋敷は燃え続け、一年中男は押し入ってき、私は赤ん坊を切られることでしょう。」
男がさらに剣を繰り出す。 水銀燈が剣を受け止める。 この世の者とは思えないほどの悲痛な声で赤ん坊が泣く。
だが女は赤ん坊をあやそうとはしない。
それどころか今にも床に叩きつけたいとばかりの憎らしい眼で赤ん坊を見つめている。
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