レス数:769 サイズ:1927.67 KiB 最終更新日:2019-10-15 03:35:58

553  名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/09/29(Sun) 14:49:02 ID:37a78055



   一分ほどもそうしていただろうか。
   
   突然私は足をノックする何者かの気配を認めた。
   
   またパニックに陥りそうになったが、ある瞬間ハッと気が付いた。
   
   これはアンだ。
   
   私は足元に屈みこんでアンのしっぽ――だろう、おそらく――を空いている方の手で掴んだ。
   
   しっぽを通じてアンの体が動くのが感じられた。
   
   彼女は我々を導こうとしているのだ。



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