旅
409
名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/09/09(Mon) 13:21:12 ID:59da99ae
牢屋の前に立って、我々は鉄格子の間から――それは密で、とてもネズミが通れそうにはなかった――
水とパンの屑をネズミに与えてやった。 ネズミはなんとか立ち上がり、嬉しそうにそれらを食べた。
その様子を見て、我々は牢を開く鍵を探そうと思い立った。
なぜだかそのネズミが、二十年も囚われ続けてきた腰の曲がった老人のように思えてきて仕方がなく、
憐れだったからである。
我々は二手に別れて城の捜索を開始した。
城中の部屋を探して回っている内に、私は一人の女性が着替えている場面に出くわした。
__
,r:":::,:-、`'::.ー:、:--―ー-- ...、
i:::::,::..ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ.
ジ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:. :.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
‘'"`゛`ヽ、 `':.;.:.:.:; .:.:.:.:.,:.:.:.:.::.:.:..:.:.:.:.l,
`ヽ.i::::/_ i.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:/二二二ニニニ==━
,r-'.:/ジ  ゙̄ヽ、;,:.:.:.:.:/
´ ̄ ,ィー-''寸"
´´  ̄
.