レス数:769 サイズ:1927.67 KiB 最終更新日:2019-10-15 03:35:58

398  名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/09/09(Mon) 13:21:12 ID:59da99ae



   酒場は死んだように静かだった。
   
   誰も一言も発さず、時折食器と食器が合わさる鋭い音だけが響いた。
   
   自分たちは今どこにいるんだろう、とぼんやりと私は考えた。
   
   水銀燈の顔を見てみたが、やはり不思議そうにしている。
   
   出ようかと思って入口の方を見てみるとそこから一組の女性が新たに入ってくるのが目に映った。





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