旅
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名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/09/09(Mon) 13:21:12 ID:59da99ae
我々はしばらくの間失意の中を生きていた。
そしてある時、酒場で座った隣の席に、体中がまるで焦げているように真っ黒な肌をした男が座り込んだ。
男は一人だった。 彼は一言も発さずにメニューを指差して注文し、静かに酒を飲み干してから席を立った。
男の肌は隅から隅まで真っ黒で、ひとかけらも白いところはなかった。
来ている服も黒く、髪の毛も黒かったが、後頭部に一房だけ白い部分があった。
我々が後ろをつけていくと、宿の外に出たところで男は完全に闇に溶け込んで、見えなくなってしまった。
暗黒の色と肌の色が一致し、闇と区別がつけられないのだ。
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