レス数:769 サイズ:1927.67 KiB 最終更新日:2019-10-15 03:35:58

327  名前:◆NBJATnhEhM[] 投稿日:2019/08/25(Sun) 11:51:30 ID:0c36a988



   夜になったので、我々は岩に登り、その上で眠った。
   
   すると四人は同じ夢を見た。
   
   一匹の美しい角をした鹿が現れて、こう言った。
   
   「その昔、領主殿の治める土地がもっと広く、この場所まであった頃、私は耕作に邪魔であるという理由で
   
   領民たちに引っ張られて隅の方に追いやられてしまった。
   
   そうして今私は忘れ去られて、遠い地に見捨てられている。 それで私は最後の力を振り絞って
   
   どっすんばったんと転げて地震を起こし、自分のことを訴えているのだ。」
   



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