407  名前：ウルフ◆ctc7aDbxwM[] 投稿日：2019/10/09(Wed) 12:59:53 ID:672c81a5

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　 　　　　| 　さらに賢治はこの後、「 ざしき童子のはなし 」という　　　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 作品を大正15年発行の『 月曜 』という雑誌に寄せている。　|
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　 　 　 　 　 　 ／　＼ 　 　 _／ 　 　　 ＼ 　 　 　 宮沢氏の話は詩でありまして、面してロマンチツクなものでありましたが、
　 　 　 　 　 　 |　 （●） 　 （●） 　　　　　|　　　　 此物の真相は斯くもあるものかと謂ふぐらいに真実なものでありました。
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　　　　　　　　 　 ／　　｀⌒ ´　 　　　 　＼　　　　 これは私達のやうに民俗学らしい詮議ではなく、もう一歩
　　　　　 彡三三ミY彡三三ミ＼--、 　　 |　　　　 深く進み出た詩の領分のものであつたと覚えております。
　　 　 　 ＼　　　 ＼＼　　 　＼Ｅ　|　 　 ﾉ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 これを読んだ喜善が、賢治の文章を「 民俗学 」を超えた「 詩の領分 」に　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 あるとその本質を見抜き、これがきっかけでふたりの交流は始まるんだ。 　 |
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　　　　　　　　　 /　　,　-|　　・|・　 |‐､ヽ　　　　 そして、前にも少し話したけど、ザシキワラシをきっかけに
　　　　　　　　　/　/　　　｀ー ●ｰ　 　 ヽ　 　 　出会ったふたりは、その後も親しく付き合うようになったんだ。
　　　　　　　　　ｌ　|　　　三　　 |　　三　 |
　　　　　　　　　|　ｌ　＼　　　　 |　 　 /　ｌ　　　　 エスペラント語の講習会を開いたり、喜善が発行した雑誌を
　　　　　　　　　ヽヽ　　 ヽ､ ____|___／　/_.　 　 　 賢治に送ったり、ふたりはずいぶん意気投合していたようだよ。
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