【恐れるな無駄線】AAの画廊 その3【ためらうなねつ造】

レス数:1000 サイズ:1159.02 KiB 最終更新日:2019-06-22 22:17:26

40  名前:案内役◆em0/u2z4a.[] 投稿日:2019/02/24(Sun) 22:48:43 ID:fb6fca59
>>37
 ミスティア・ローレライですね、強い視線を向けた目と全体に漂う不思議な雰囲気が印象的です。
直線をあえて控えめに使用し、代わりに多様な曲線や点系文字を使用して作ることで線の見え方に変化を出し、それが独特の雰囲気を生み出していると思います。
部位により抜きと入りの繋ぎの強さや線の見え方の強弱を見事に統制されていますね、
個別の繋ぎや点の使い方は真似できそうですが、このような全体のまとまりまで考慮しながら作成されている点までは真似できそうもないです。
両腕の肌の部分は点系メインですが、ラインがわかる上、影側になっている下側の方が線がはっきり見えるように作られている点や
衣服の袖の皺の立体感の出し方も見事ながら、両腕の袖の光に当たる側を少し薄く作ることで見え方が変わって綺麗に仕上がり、見ていてとても楽しいです。
髪の毛も実線の濃い部分と薄い点系の部分とでメリハリがあり、実線の部分は漢字を使うなど線の密度を少し高め、その部分をより色濃くして
油彩画のようなタッチに仕上げています。
 眼は視線の向きを強調され、また眼の中のハイライトも「《」で強く見せることで猛禽類を思わせる恐ろし気な目になっています。
「《」と「恭」とのつながりや前髪と眉毛とのおさまりの良さもさすがです。
鼻や口も点系の使い方が参考になりますし、髪の毛をまとめる文字のつなぎ方や選び方もいいです。
翼も羽毛の質感をうまく文字に置き換えています。
「,l'」の部分も文字通り毛羽立って見せていて羽の部分に見事にマッチしています。
 猛禽を思わる鋭い視線と線の見え方に変化を出してどこか神秘的なな印象を引き出していたとても高度なAAだったと思います。

 作成お疲れ様でした