やる夫で学ぶ「法学者の統治論」

レス数:960 サイズ:1501.54 KiB 最終更新日:2025-07-03 22:40:18

930  名前:◆sSLW7aecKk[] 投稿日:2025/07/03(Thu) 21:05:45 ID:bb10a7fc


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◎抵抗方法は?④
「信奉者に対する彼らの訓戒,指示,教えは,不正と不正者と戦う方向をめざすものであった。
その方法が,不正者に対する非協力という平和的消極的方法であったり,対決的な積極的方法であったり,
またたとえ剣に訴えてでも真理を樹立し虚偽を打ち壊すものであったりする」p198

「平和的方法は,運動の場が暴力による対応を強いるような激しい挑戦に晒されていないならば,妥当な道となる。また,暴力は,苦痛に満ちた対決が
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 展開される闘争が課題である場合には,もっとも適切な方法となる。これは,すべての実際的経験に当てはまる実践的な現実の論理である。」
小杉 1992 p204

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             |l  |:.:.:.:|  ̄∩     ∩ ̄ノ:.:.人|     このようなファドルッラーの平和的→暴力的革命の2段階構想は以上のような言葉にまとめられます。
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           八:.:.:|:.:.:.:.ヽ            j:〈       特に、注目してほしいのはp204の平和的方法は~論理であるの部分です。
           ./:.:.:.: 人 :.:.:.:|          イ:.:.|
          /:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:|)  ≧=≦ :.:.: |:.:.:|       ここが、20世紀21世紀ある意味最悪な ファドルッラーによるコペルニクス的転回の部分です。
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