やる夫で学ぶ「法学者の統治論」
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名前:◆sSLW7aecKk[] 投稿日:2024/08/31(Sat) 01:47:53 ID:1e92ac9d
まとめ
①アリー・シャリーアティとは20世紀のイランを代表する社会学者・思想家
イスラーム、反帝国、西洋を上手く接合して、民衆中心の革命理論を打ち立てた。
②シャリーアティは、イランに生まれイランの学生時代、フランス留学時代を通じて、政治活動にコミット
西洋的な思想の影響も受けつつ活動したが、1977年に死亡。
③シャリーアティは、西洋自由主義や帝国主義の問題点から現在の状況を説明し
平等性を強調するためにイスラームの本旨に帰れと主張。
④そのために、教育を受けた近代的なイスラーム知識人「ロウシャンフェクル」の役割に期待しつつ
民衆の自己覚醒「革命的自己形成」こそが革命の第一歩とした。
⑤シャリーアティは死亡したものの、その思想的影響力は消えたとは言い切れない。
むしろ、現行のイラン・イスラーム共和国体制への批判理論ともなりうる存在。
⑥ホメイニーの法学者の統治論は、如何にアッラーの代理としての法学者による統治とそれに至る革命論を正当化したが
シャリーアティは、民衆を重要視し、かれらを革命に動員するための理論を作り上げたという違いがある。
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_ノ ヽ、 \
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. / \. (__人_) | というわけで、こんな感じだな
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/ (●) (●) \ { / かなり議論自体は混雑しているが、要旨をまとめると
. | (__人__) | ヽ /
\. ` ⌒´ /. / `ヽ 民衆を覚醒させる!それが革命の基礎段階だ!ってことだな
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/ /(((> ⌒> l ヽ_ヽ、___ ,イ
l. ___/_ノ. , ─l. |- 、 正直ホメイニーの議論よりは好感が持てるんだな
. l. ー‐⌒ヽ⌒ヽ l /⌒ ̄ ̄ ̄ l
ヽ、. |_ノ `/ , ─―──´
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