やる夫で学ぶ「法学者の統治論」
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名前:◆0SmFBoNV9I[] 投稿日:2020/05/15(Fri) 20:17:37 ID:17148d89
まとめ
①ホメイニーの存命中は、保守派・現実派・急進派の争い
死後は新保守派・保守派・現実派・革新派で経済的・政治的路線対立
②ホメイニーの死後、法学者の統治論の正当性を巡って、
神にさえ責任を取ればいい神任説
+民意も必要とする神任と民選の双方に基づく正当性説
法学者の統治自体を否定する民主主義導入説の3説が出てくる
③ホメイニーの死後、既存のマルジャア・アッ=タクリードとの兼ね合いが問題になってきた。
方向としてマルジャア・アッ=タクリードの資格を変える、あるいは最高指導者>マルジャア・アッ=タクリード
現実の路線としては、その2つの折衷案政策
④2000年代以降、神任と民選の双方に基づく正当性説に近い改革派と現実派
より厳格な神任説を採る新保守派がそれぞれ政権を握った。
⑤法学者の統治論及びこれまでの議論は、実際のイラン・イスラーム憲法にも反映されている。
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/ ー ‐\ かなり今日は盛りだくさんな内容だな
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| `i i´ノ / ( ●) ( ●) ノ, ∃ 基本はホメイニー路線を取る保守派が有利でありつつも
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ヽ .} | `i i´ | ./ / 思想レベルでは解釈色々出ているってところだね
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