やる夫で学ぶ「法学者の統治論」

レス数:681 サイズ:1073.05 KiB 最終更新日:2024-10-03 21:59:46

216  名前:◆gKNcHiCsig[] 投稿日:2019/02/12(Tue) 11:51:11 ID:bad842f7


まとめ
①イスラームにおける主権は神が持つ。
 主権(イスラーム法の執行権と共同体統治権)はウンマとウラマーが委任されて執行する。

②スンナ派において、カリフ論の中で、ウラマーが国家を統治すべきという思想は
 中世から存在。また近代においてもそのような主張あり。

③ただし、スンナ派の議論は具体的設計まで踏み込んでいない

④12イマーム派においては、イマームのお隠れの後に、イマームの権限を誰が実行するかという形で
 法学者の代行の議論が発達してきた

⑤ウスール学派とアフバール学派の2つの派閥争いが存在。
 前者が19世紀初期までに勝ったことにより、ウラマーと一般民衆の区別 ウラマーの階層化が始まった。

⑥ただし、19世紀においてもまだ、ウラマーがイスラーム国家を樹立して統治すべきという発想は存在しない。


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   /  ー  ‐\   こんな感じだな
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   ヽ       .}  |      `i  i´  | ./  /      だけど、制度を具体化したのがホメイニーってことかな?
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