やるおたちの、異世界・世知辛チート物語【2-15スレ】

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382  名前:◆A5Uctae7K6[] 投稿日:2018/12/24(Mon) 22:34:16 ID:48f80e61

┌─────────────────────────────────────┐
│■塊鉄炉(レン炉)                                                │
│ ・炉の高さ1m前後、直径40-50cm程度                                  │
│ ・1昼夜で8-10kgの塊鉄(海綿鉄)/投入鉱石の50%以下                     │
│                                                        │
│ 粉砕した鉄鉱石と木炭を入れて、鉄の溶融温度の手前の温度に加熱・維持する。     .│
│ 鉄の微粒子が炉の底部に落ち、互いに溶融してスポンジ状の塊鉄(海綿鉄)となる。  .│
│ 初期は山腹の風を利用した自然送風、紀元前2~3世紀頃よりフイゴ利用。         .│
└─────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│■シュトゥック炉(12~13世紀時点)                                          │
│ ・水車動力によるフイゴ送風、塊鉄の取り出し、精錬ハンマーの駆動                   │
│ ・炉の高さ3~4m                                                      │
│ ・およそ18時間操業で300kgの塊鉄(海綿鉄)                                     │
│                                                                  │
│ 頂部から鉄鉱石と木炭を交互に装入し、下部の羽口(ハグチ)からフイゴで空気を吹き込む。      │
│ 羽口の脇の出滓口からスラッグ(鉱滓)を時々流し出し、およそ18時間操業。              │
│ 炉下部に穴を開けスラッグや炭をかき出した後、塊鉄を鉄鋏で水車の動力も利用して引き出す。  │
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       _{j___..:;|{;レ≠ュ乂, | |∨|メ必i !:::|i      どちらも練鉄を直接取り出す【直接製鉄法】の塊鉄炉で
       `ゝ、_ ⌒トlィてぶ、ヽjノ ,ィfう、レ}/⌒フ
          |::::「>ァ ゝ::ン      i:.ン´j/ィ爪      大雑把な違いは製造過程の動力化とそれによる生産力の差となる。
           ! !::::!::ヘ      ,    /!;;!/ !i \
        i....i  ;::::|lヽ   ー  '  ..::i ..; ;: ;i  )
        ;|::::| ,ノ;;;;川个::.. __ .ィ;;!::i|::::i ;|i il|       後で説明する高炉は【間接製鉄法】の溶鉱炉で
      ,,-‐┴く㍉=彡´ ノ     ;㌦ルイ\|l|__
    /     \\__.       ノノ フ !|厂⌒ヽ   銑鉄(鋳鉄)を生成してから炭素を取り除くことで練鉄にする。
    |::.. へ  ..:∨∧`ー -、__, -ー'^^∧/!|  ノ 〈
    〈    \ ::/ 厂ソ^ー-  v -‐一 ヽ∨! /::.  \
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   《个z____z={ {    《 /゚\ 》    i} 厂!:::〃
   ゙¨⌒i ̄ ̄  ハ \    ..::ノぃ::..    //  iノ

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