できる夫とマリーが辿る仮面ライダーファイズ
942
名前:◆Z54f.wIBu.[] 投稿日:2018/12/15(Sat) 22:01:59 ID:6c3c0157
____
/ \
. / ノ ' ヽ \ ただね?立ち寄った所までで、その後がちょっと不明瞭なんですよ。
. //)(ー) (ー)u \ 気がついたら近くの河原に流されてたみたいで。
|/ .イ ' |
. /,'才.ミ). ⊂つ /
. | ≧シ' \
\ ヽ ヽ
_______________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
当時まだ使い慣れていなかったオルフェノクの力で我を失い、
何か被害があったのでは無いかと重い、河原から流星塾に戻ったらしい。
けど其処には誰も、死体や、私達の痕跡なんて何も無く。何も起きなかったのだと、安心していた。
―――そこに、私の話だ。
_______________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ \
/ ノ ヽ、\ ……やっぱり何かあった―――僕が、何かしたのかもしれませんね。
/ ( =) (=)\ でもマリーはこうして元気だし、貴方の同級生の安否を確認できれば
| u _' | 僕も多少安心できるんですが。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ " /__| |
\ /___ /
_______________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノイズ
そう。仮に、本当に何かがあったとして、あの記憶と、今の私の状況が一致しない。
他の皆との連絡が付かないことだけが、”しこり”としてずっと残っていた。
相応に覚悟を決めた問いかけの後でも、未だ解決に至らない事で立ち尽くしてしまっていた私に、
できる夫は私からすれば大分思い切った提案をしてきた。
_______________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ いっその事、行ってみましょうか。学校に。
| ___'___ | 僕の方から思い出せることもあるかもしれないし。
\ `ー'´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ ただ……僕が本当にマリーやその同級生達に危害を加えていた場合。
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 僕は貴方から離れます。ベルトの件は”詫び”として、片付くまで付き合いましょう。
/ / r─--⊃、 | ぶっちゃけ償いとか責任の取り方も思いつきませんし―――僕の折り合いが付かない。
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
_______________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「身勝手ですが、好きにさせてもらいます」
こちらが拒絶するかどうかは特に考えずに動きます、とも取れる宣言に面食らって、
その是非を問う間もないまま、船を降りた。
.