私談・呂氏の乱

レス数:1000 サイズ:1479.82 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:38

101  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/01(Thu) 21:46:53 ID:30464917

    ,イ /i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!≧x.
   /i:!レi:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i≧x、
   li:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!< ̄`ヽ
   |i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:ヽ
   |i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!ト、i.、
   〉i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:|\:| ̄/ ̄≧xi:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!:\`ヽ
.  /i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!/ \i:!i:!i:!i:!| i j ,// /1|l|l!\|\i:!i:!i:!i:!:i           ・ただ古代~中世において項羽の人気は
 /i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!/ 、` \i:!i:!i:く 〔ノ'' /  川i!   ∨^Yi:!ハ|            民間と知識人層でだいぶ別れていた形跡がある
 |i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i:!i|`≧ミゞz、\i:!i:!ヽ≦zzzz彡"      !`; |ム!¬、
 !i:!ハi:!i:!i:!i:!i:!!ト:!zr――ァ7">>、:!`ヽニ=-    u ⅰノ∧: ヽ: \ー-
  !| |i:!i:!i:!i:!i:!| ヾミ≡彡"/-=ΞΞニニ=‐二._   レ∧: ヽ: :`、: :ヽ:        ・民間での人気は上のように高い一方で
  ! !i!i!i!i!i∧ゝ -==ニΞ三三ヽΞ  -=υ三 ̄  |'/∧: : i: : ヽ: : :i:        知識人層はその粗暴さや武勇のみに頼った点を
    \i:!i:| !∧  |  -=ニ三三〈ゝ -´     ∪ |'//|: : |:、: :}i: : :!        批判することが多い
      >ヘ ( ヘ. U  ∪    =ニΞ   ,. -_ 、 八∧|: : |: :`T!⌒
      」: : \ヽヘ        ニΞ三/≦__y_)'/〃: :リ: : |: : : }!: : :   
   /: ト: : {!: :ゝ∧  , _,二ニ=ァ≡< ̄ヽ  /}!: : :/.: : :|: : :!: :        ・そもそも司馬遷ですら項羽本紀の末尾では
 厂i: : : :ト、: :}!: : :{// 、 { 〔ゝ/ /-=三=-    //}!: :/.: : : :|: : : : : : :        項羽をめっちゃ手厳しく批判してる
/i: : !: : : :ゝ、:{!: : :∨/|ヘ  ̄ ´   ̄三 ̄  ///,: :{: : : : : | : : : : : :
: |: : : :/: : : : :}!: : : \\/>      Ξ . イ////: : : ∨: : :,′: : : : :
: :ヽ厂ヽ: : : : : :\: : : :.\\ /////777///////: : : : : ∨:./: : : : : : : :
:/:`:、: : : : : : : : :.\: : : }|: : \\ ///////〉//: : : : : : :.∨: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : \:.}|: : : : .\\=-、  ノイ : : : : : : : : |!: : : : : : : : :



         ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
        イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
         ∵ ∵ /―   ―\   ∵ ∵
        ∵  / ( ●)  (●) \   ∵
           |    (__人__)   |           ・そして彼らは成功者にして漢王朝創始者の劉邦を讃え
           \    `⌒´   /             その事績を評価し
           __/::ゝ| /: : ∥::::::::::::
          _/:::::::::::::/l/: :/∥:::::::::::::::::: ヽ
 _   _, ィ´:::::::::::___| ,.へ._∥__::::::::::::::::::::::|       ・項羽ではなく劉邦に倣え、とする
 ≧_` ̄}i : : |:::::::::::_|__\ \_l|_|:::::::::::::::::::::\
  ⊂イ |: : :|:::::::::{l〈      \ノ")/:::::::::::::::::::::::/
    | |: :|:::::::| ̄ ̄ ̄ ̄`ーイ/:::::::::::::::::::::::::::::|      ・組織に属しそれを発展、強化させることが多い知識人と
    | |: : :l::::::: ̄| ̄ ̄ ̄ ̄7::::::::::::::::::::::::::::::::|       そういうの関係無い民間層で
    | |/|:::::::::::|       /\:::::::::::::::::::::::::::::|       人気、というか視点が別れた例じゃなかろうか
    レイ.: : :|:::::::::::|     〈   \:::::::::::::::::::::::|
     | |: : : :|:::::::::::|       ヽ  〈:::::::::::::::::::::::|
     | |: : : :|:::::::::::|       i\ |::::::::::::::::::::::|
     /|.: : :|:::::::::::|       〃./ |::::::::::::::::::::::|
    /  |: :: :|:::::::::|、     〃 〈  \::::::::::::::/\
   l.  |: : : :|:::::::::::| `==彳 ハ   ヽ:::::::/\. \
   |_/: :_:L - '"ト 、 ___| lト、  |:::::∧  \  \
     ̄ ̄       |          l|ハ 、  l:::/: :ヽ  \-‐\
               〉、_      _」 | ヽ /: : : :\   \__ >
       /⌒ヽ._/    厂丁「 ̄ | l弋ノ∨| : : : : :\

102  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/01(Thu) 21:52:27 ID:4c116de2
司馬遷は項羽ディスしているわりには劉邦に匹敵する扱いにしているし、愛憎が入り混じっているのだろうか?
そういやしょうもない男である魏豹もわざわざ項目作っている

103  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/01(Thu) 21:53:02 ID:0414ace5
政治の評価と、大衆の人気では別物でしょうね
三国志の蜀だって、逸話が全土に広がっていたし

104  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/01(Thu) 23:00:30 ID:1d875fbc
楚の民、そしてそのほかの国の民的に、秦に対するヘイトが裏返った存在が項羽だったんじゃないかなって

105  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 03:05:06 ID:b6ce3800
権力者になって終わった英雄と、悲劇的な最後を遂げた英雄では
どうしても後者に人気が集まるのもあると思う。
岳飛しかり諸葛亮しかり梁山泊の好漢しかり。本朝ならノッブとか義経とか。

まあ劉邦も(さんざんこのスレでやってるとおり)最後まで割と苦労しどおしだが、
今も昔もそのあたりは割と知られてないんじゃないかね。

106  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 07:33:06 ID:7aabc963
項羽は鎮西八郎からルカ・ブライトまでネタにされまくってるからな

107  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 08:21:17 ID:27e85d12
>>105
岳飛や梁山泊の英傑は、
その後の漢民族の苦難と重ねあわされての共感もあると思う。

項羽の評価が分かれるのは、
戦った相手がまさに漢民族の栄光を築き上げたものであるところと、
項羽の行動が、まさに漢民族に苦難を味合わせた異民族の行動に重なるから、
というところもあるんでないかな?

だから、最強にして敗者であるという、極めて美味しい立ち位置だけれど、
評価に困る面があるというかなんというか。

108  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 08:51:51 ID:ca348cdd
項羽は穴埋めやったり煮殺したり
儒教に大事な仁の精神が足りないから余計に批判もあるんだと思うよ
寛容さを発揮するには若くて強すぎたんだろう

109  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 09:07:52 ID:315a7393
強かったけど人を殺しまくった結果が人望を無くしてそれで滅んだ、ある意味テンプレ的な敵側の英雄例だと思う

110  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 09:42:18 ID:c1b8b330
政治的な功績と世間一般(これにも階層があるけど)の乖離って普通じゃない?

項羽だって庶民からの人気を得たのは死後たってからで生前にどうだったかといえば人気があったとは思えない
むしろ、士大夫・知識人階層からの人気は劉邦よりはあったと証言もあるくらい(劉邦より上というのが誉め言葉になるのかどうかw)

111  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 10:05:37 ID:78149555
物語の主人公としては魅力でも
同じ時代に生きて、その下で働きたいとはならんよねw

112  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 12:05:52 ID:799cedba
大衆って詳細な事情知らないし分からないから、ワイドショー的な見方しかできないしな
義経の件で杉元苑子が指摘していたけど

113  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 17:56:46 ID:315a7393
>>110
項羽の死後も魯とか江陵とかは結構抗っているしな、人望ゼロとは思えん

114  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 19:20:55 ID:66ddc333
南の方で反乱が続いたのって、漢が秦の後継者として皇帝を継いでしまったからとか

115  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 19:32:03 ID:2d343257
赤穂浪士なんかも町人からは人気でも、武士階級からしてみたら、表面的はともかく本音ではそうでもないんでしたっけ

殿様からして、老人相手に背後から不意打ちしておきながら仕留めきれないという醜態をさらしてたり、家臣たちもどんどん離脱して討ち入り時の人数がショボい様に
認識されていたりとか。そういう意味では「ああは成りたくない」という反面教師になってたのかも知れないけど・・・

116  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 19:38:06 ID:2d343257
>>111
今でこそ不敗の名将として認識されているダヴーも、当時では将校に対しては辻~んなみの嫌な上司だったと言われているようですしね
配下で師団長のフリアン将軍でさえも何度も転属願いを出しているのにダヴーに握りつぶされていたり(フリアンが有能だったせいでしょうけど)、将校を集めて
食事会を開いて開始直後に即座に「以上で食事会は終わり。全員持ち場に戻れ」みたいなことをしていたとかいう逸話もあるようですし

117  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 21:32:08 ID:315a7393
>>115
浅野内匠頭は地元民には名君だったけど、女狂いで女をあっせんする藩士ばかり可愛がったので藩士の間ではすごい評判悪かったとか噂話ではあるそうな
元禄御畳奉行日記じゃ赤穂浪士について全くスルーしている、近所の痴話げんかとか色々書き溜めている尾張藩の藩士の日記だけど、赤穂浪士には興味がないらしい

118  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 21:33:02 ID:df6d744d
>>117
江戸詰でなく、名古屋勤めだったというのもありそう

119  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 22:33:12 ID:13f67d5f
>>116
辻~んはちょっと違う
ダヴーに近いのは栗林将軍
あの人は兵卒には慕われていたが将校には「陸大出てない無能は黙ってろ」って感じの性格で、参謀陣とは超絶に仲が悪かった

120  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/02(Fri) 22:51:55 ID:a0fe9d9e
関羽みたい

121  名前:[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 07:34:55 ID:7e506bae
>>117
吉良上野介は逆に名君扱いだったしな
松の廊下の事件の原因って確か逆恨みなんだっけ

122  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 08:15:20 ID:0f798582
>>121
逆恨みですらなく、単なる妄想の可能性が高い

123  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 08:28:44 ID:4530c31e
>>121
上と下からの評価はいいんだっけか
同僚や部下(内匠頭みたいに指導を受ける人)からはどうだったんだろ

124  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 08:59:26 ID:43d7e798
松の廊下事件て加害者被害者だけじゃなくて近くにいた奴らも処分うけたりで「嫌な事件だったね・・・」としか言いようがねえ

125  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 09:10:14 ID:d41d3ac5
なんで忠臣蔵の話になってるんだっけ・・・

と思ったら、衛青、霍去病と李広の、実績と後世の人気の差が発端だったっけ。

つか、衛青、霍去病って常勝の名将ではあるんだろうけど、
戦力的に完全に劣勢の状態からの逆転勝利ってなくて、
漢全盛期に整えられた戦力を使って、いわば順当勝ちしてるので、
派手さというか、ロマン要素にかけるってのもあるような。

まぁ、戦力で優っても必ず勝てるわけでもないんだが、
韓信や項羽みたいな、完全な劣勢からひっくり返すってのをやってないからなぁ。

李広が人気なのは、個人的武勇というわかりやすい強さ要素と悲劇性だと思われ。

126  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 09:39:37 ID:8c28bce7
有能でストイックな将軍は何も言わない。

言ったら次の自分の手がばれるからね!

127  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 09:44:07 ID:e251aa29
あとイッチ=センセイが描かれるから詳しく言わないけど、この後に去病ちゃんは好感度激減のイベントあるから

128  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 10:56:44 ID:aa8b8c3d
>>122
妄想で斬りかかった人(水野忠恒)とか、異説あるけど人違いで斬られた人(細川宗孝)とかも他にいるからなあ

129  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 14:43:02 ID:a0960533
>>125
それでもこの後の五胡十六国~南北朝、五代十国、そして遼金元と
この後の歴史でずっと北からの脅威に悩まされ続ける中華王朝で
匈奴を完膚なきまでに叩きのめした両名が
ここまで一切人気が無いのが不思議で仕方が無いというか

130  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 16:15:50 ID:4c6ddc13
高洋「自分も北方民族を叩きのめしたけど人気ないなあ」

131  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 17:24:52 ID:743f2c43
高歓一族は淫蕩と酒乱と殺人癖の家系だからしゃーないねw

132  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 19:07:00 ID:aa8b8c3d
ふと思ったのは中国人の価値観としては、外敵に対して遠征とかして勝った人への評価は先入観や前提条件の段階で低くなるのかも?

中華の軍隊同士での戦いならまだしも、化外の地である南蛮・東夷・西戎ともども匈奴とかは下等な存在であり、勝って当たり前で負けたら愚将に
なってしまうとか、あるのかもしれなかったり
衛青や霍去病は「当たり前にできることをやっただけの凡将」でしかなく、李広はそんな詰まらない連中(でも中華の人なんで匈奴よりかは上等)に
陥れられた悲劇の名将(中華同士の権力争いで負けただけ)とかみたいな感じで

133  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 20:30:43 ID:a56b8109
田中芳樹の名将百選であったんだけど、中国ではやたらと外征して領土を広げても
「涜武」であり褒められた行為じゃない、とされれ、漢武帝はその代表なんだとか

そのわりには唐太宗とか明永楽帝とかそこまで嫌われたり下げられたりしてないようなと思うが

134  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/03(Sat) 20:43:06 ID:ad30dd1e

>>133
その二人は外征によって国を大きく傾けてないからじゃないですかね。

武帝や乾隆帝の外征は国を非常に疲弊させ、
また大敗もあったという点で異なり、人気が得にくいのかも。

135  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 20:51:22 ID:4e0c8644
西周の時代から見ると、春秋時代から戦国時代には中国の領域は倍以上になってるからなあ

136  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 21:12:49 ID:743f2c43
李広利の大失敗と巫蟲の乱、これだけでも十分暗君だろうよ
宮城谷さんは武帝を主役は嫌がるだろうな、李広主役でも嫌がりそう

137  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 21:13:57 ID:796fcf7b
陳舜臣先生の十八史略では
春秋戦国時代が550年も続いて、始皇帝の登場まで統一できなかったのは
中国の領土がどんどん広がっていったからなんだとか

紀元前3世紀半ばで当時の情報・移動技術の限界に到達して
ようやく伸長が止まった

138  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 21:33:54 ID:4e0c8644
農業生産性も徐々に増大している
孟子や漢書で井田制の解説があるけど、時代を経るごとに一戸当たりの農地面積が増大している

139  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/03(Sat) 21:40:26 ID:743f2c43
秦の領土も穆公と昭襄王とを比較したら全然別物になってそうだ

140  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/04(Sun) 08:03:03 ID:072fe14d
>>138
農具の進歩だろうね。
中国の製鉄は春秋時代にはじまり、戦国時代に普及したとされる。まさに「中原」が拡大した時期。
鉄があるだけで鍬で耕す効率も向上するし、そもそも、ウシなどで耕すにも、鉄製の農具が必要なので、
畜力の活用も可能になったことで、労働生産性は大きく向上しただろう。

初期の鉄は鋳鉄だったのが、戦国時代に鍛鉄となり、鉄自体の性能も時代によって変わっていっている。

農産物も、黄河文明初期はキビだったのが、麦類やコメ類がつくられるようになっていくしな。

141  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 12:54:11 ID:581c9415

投下します。

142  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 12:55:02 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          いまさらだが、衛青と霍去病の人柄について語る。
                                           ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

                   . . .―…―- . . .
               . . : : ̄: : : : : : : : : : : : : : : . .                 __
               . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\           _. : :_´ ----  _: : . . _
              /: : : : : : : :/: {: : : : i: : : :ヽ : : :\: : :\      {ニ}/ ィア -───-ミ>、: :\ _
            /イ : : : : : : {: {: 人: : 斗-:‐-: }: : : : : : : : : :    r‐、_{ニ}ィア": : : : : : :l : : : : : : マ\:.//〉
           '  |: : : : : .;,イ:{:.'  \: ゝミゝ:Ⅵ: : : : :}: |: : : :.   {三ミYア: : : : : /: : : ‘、: : : : : : : :マY//:)ィ
                | :i: :|: : :. :|:ハ{   ィfぅ芯刈: : : : :川 : : : |    /: :/: : : : /: l : : : : : ヽ: : : : : : : :マ{l三/ ̄丶
              /|:八:ト: :{: :yfぅ     乂り 〉: : : : / : : : : :リ   .': :/: : : : / : ハ: : : : : : :lヽ: : : : : : : l} : : \: : : ヽ
            /    )V\:代り        ノイ: : :/: : : : : /    ':./: : : : /--ミ‘: : : : : : l ‘、 : : : : : ‘、: : : : ヽ: : ‘
          /     人: 、:ト  ` _   /: : : : : : : : .;/    l: :: /: : :l _从l ゞ、: : lハl ̄∨l: : : : : ヽ: : : : l: : : :|
               /イ: ゝ)圦  V  フ  {: :/: : : : ,/(     |: l:il: : : |'´ん心  厶イ斗示hz : l: : :lー‐': : : }: : : :|
              / {;': : : : : 介. .       V{: :/:,イ:{      |: lハ: : :l 乂ソ     乂zソ l : l : /: : : : : / : : : |
            ∠_ 八: : {: :/{/(⌒>  イ  V(: :仆|八     |: ll : '、 ハ ,,, ,,,  '    ,,, ,,,  l: : :/: : : : : /: : : : /
    {           ̄ ̄\Ⅳ ―〃⌒∠_/   ){ トへ      |: lj : : \ゝ     _     ノl/: : : : : /: : : : :/l
                   イ{{   f::†:::/    /  ⌒ヽ   | : : : : : : : : >─- 、_γ⌒ヽ: : : : : : l:./: : : : :/: l
      ー=二_        /〈 jゝ辷|:::/ ___/' /     ト /,|: γ⌒、>⌒、\\ \ヽ  ) } : : : : : ': : : : :/l:./
           ¨¨_ jI斗 ⌒≧f  ア =≦ ̄彡   :{     |::::l八:弋( /<`<>\   \ ヽ:Yノ\ : : : l : : : : ' 〃
          ゝ __ ―…=ゝィ⌒ ¨¨¨     Y     ;::::::::: ヽ : 7:::<>、>===ミヽ ∧:}  ヽ: : |: : : : :|〃
            ⌒( /¨⌒/{ \        .:::{      [_=   )/ {:::::γ 〈三〉   ヽ   〉   、: |: : : : :|lj
                V {::.  / i|   \    ..:::::λ        ./ 弋:::{   人_   } /:l _  V:‘、: : : l: ヽ
                    ‘, /  厂}  __>  :=- / i:.      |_  / , -、‐=ゝ __ ィ::\ノ'´   V: }、: : l: : l
                   ‘, ⌒)'  し⌒      、y .| へ    [  .// \ ):::::::::::::::::::::::::::::::::::\     V:} \:l: :/
                  人\             ハ l     j  (⌒ヽ /  ̄` 丶、-''"\::::::::::ヽ     l/  乂
                  /                 Ⅶ     \  `ー '        ``ー、_\:::::ノ    }
                 (´¨¨ニ=ーミ_         'l      j   丶、         / 7っ_  , -'"

                  【  衛青  】                   【  霍去病  】

143  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 12:59:16 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          霍去病の性格で有名なものとしては、
                「下卒へ気配りしない名家の御曹司」というもの。
                                                 ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

                            _____
                       _/.:::::::::::::::::::::::::::::::. \
                    /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
                    /.::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::. \
                  / .:::::/.::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
          .       /.::::::/.:::::/.:::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::|::::::/::::::::::.ヽ
                 ′.::::|:::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::|/ .:::::::::::::::|
          .       l :::::::∧::::::::::::::::::::|:::::::::::::::/.:::::::: /.:::/.::/.::::::::::|
          .       | :::::::::. \ \::::::::::::::::::::::::|::::: / //|:::: /.:::,
          .       │:::.|:::::::::::.\|\:::::.\:::::::|:::/}/|/-‐|:::/.::: ′      あの子も八歳ぐらいまでは
                   :::∧:::::|/.:::::j=‐-  ̄\∧|  斗fヤ ノイ::::::{_       民間で暮らしてたはずなんだけど
                   V/;|:::/.::::::下干仇ト       _j |  ハ|:::::::厂
                    ∨|::::: :::∧! ヒ.. ノ       └  ′ノ::/
          .         /. 乂| :::|{          ′ 爪{/         その後は皇后の一族扱いだから
                  〈::::::: : \ト--ヘ.        _,.  .:::〃           まあ、名家のお坊ちゃん育ちの
          .         \|\:::::::::::::::::iヽ、   ‘  .イ人{{            範疇に入るだろうね
                         ̄)イトl   ≧=‐rく}/
                       __,/ ̄ ̄ ̄\ 「\
                     / ̄三二ニ=‐- ≧=‐-ミニニ. .、
                    / ̄ ̄\. . \. . . . . . . . . . .\. . .\
                  ′ . . . . . . \. . . ー―…. . . . . . 丶 . . \
                   |. . . . . . . ノ. . .\_________〉、. . .|
          
                    【  霍去病の母  衛少児  】

                            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
                            ┃
                               史記も「若くして侍中(帝の側仕え)となったため、
                                               士人を憐れまなかった」とある。
                                                                      ┃
                              ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

144  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:02:08 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          逸話が二つある。
          
          霍去病が出陣する際、
              武帝は彼へ飲食物を贈った。
                                     ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━┛

                                          .      ̄ ̄ミ  、
                                        /          ,≫}
                                       /  /   .  /// 〉、
                                      ///,   // ///  /,ハ
                                     i///  {/ ///, / // , i|
                            v1ーt           〈//  /く_i/ ,////}/// /,|
                ,.-‐y-vt  ̄j:' : : /ー、,. --、       i// /{{`式/i/'花ア'/ //从     遠征先でたっぷり食えよ!
.             ,,.. ''´ ,イ: j:/: : :ノ:‐:v'-、 : :{: :ィ' : : : ハ       '}/i 八 ̄,    ̄彡'//i/
        ,.  ''´ ,r:、  ,j: :>=、/ ,.r:; ヾ{_: {' :/: : :y: :/ ヽ      |/'}/i.>. tェェ夕 .イ ,iく__
       /    r'^"⌒^Y ,: ,  ;`^ヽf  ,,; `゙^}: : : :}'´   ',        /i/≧≦弖j/_,,ノ )ヽ、
.     /    f>''" ;y{  j}' v.:"  }  ;_,r‐:’: : :/      }       /{  /`¬→ ァ<.__ ,>、
.    /    ry' :r  ,jr‐==xj{ :{ :/⌒∨ ,r‐-<'''"      /       i ,/   ),∨/    / ∠),
.  /  _,,rf⌒ト、 :y1ノ ,,. _j{ー:、y;. __,r:f"  :},ハ__            |〃\  ,∧/   / /  ,}
  {   j;,ヽ   r‐:゙'^´ '"  , }:..{ f⌒∨ :;  .;/ } t_}   /        {{\  `〃 {  / / /__n(ヽ, n
  {  {_;,... ゙ ;,..廴;, ,. :―''" .;ノ;y  x.,_{: j ,;    ,ノ /          ヾ=≪\__/ /  r「{_{ {__) }ノ }
.  丶   `ー''^ー{ j^ヽ  ,:イ j{::..,,; 圦__,;j、_,r''",, ''´             〉、ヽ\` /   _,い  ´ /}
    \    {_  :Y/  `ー{__ノ   ,,.. ''´                { {|   \>   //,}≧=≦,_ノ
       `ー- .. `^'''"       ,,.. -‐''´                    〉{   ̄ミ__,//  {\   __{
             ̄ ̄ ̄                           {人    \く    \`¨´ノ

                                            【  武帝  】

145  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:04:19 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━───
       ┃
          その量は馬車数十乗に及び、
                               ┃
         ───━━━━━━━━━━━┛



                             ∧彡                               ∧彡
                           彡 ・ \                             彡 ・ \
   /´ ̄`ll´ ̄ ̄`ll´ ̄`ゝ           彡  (_)   /´ ̄`ll´ ̄ ̄`ll´ ̄`ゝ             彡  (_)
   ノ    ||     ||    )    ______/  /.    ノ    ||     ||    )     ______/  /
  (   ノ ||  ノ.  ||    )    /  |     |   l     (   ノ ||  ノ.  ||    )    /  |     |   l
.  _i___.||,___._,,,,||___|___  |  |     |    )    _i___.||,___._,,,,||___|___  |  |     |    )
  |___|____,──‐、._||==========='〕   ノ   ..|___|____,──‐、._||==========='〕   ノ
  |___|__ // ̄\\ || | // ̄ ̄ ̄'i //    |___|__ // ̄\\ || | // ̄ ̄ ̄'i //
  |___|_____| |  O  | |_|| | | l       | | l     |___|_____| |  O  | |_|| | | l       | | l
.   ̄\\ /  \\_//  ゝ,,ヽ,ヽ.   ゝ,,ヽ,ヽ    ̄\\ /  \\_//  ゝ,,ヽ,ヽ.   ゝ,,ヽ,



                               ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
                               ┃
                                  霍去病軍が帰還してからもなお、
                                     上等な米や肉が余りまくっていたのだが、
                                                               ┃
                                 ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

146  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:06:50 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          兵士たちの中には、
             飢えている者がいたという。
                                 ┃
         ───━━━━━━━━━━━━┛

                               , ' ⌒ヽ
                               (  ∧  )
         .                ‐-       ヽ廴) ノ
         .          ..::´    丶      |/
                  /::: ::.       \
                  ':::::. .:::
         .        /::::::  .::::         ヽ
               -‐  ̄ヽ.::::::__  〈7ハ   r 、
         _ - ´  ._    } l::〈/ハ  マ∧.  !/,!   ,           腹減ったぁ……
         _--、 ,' .)  .l l::::: マ,∧. マハ.  !/l ;, .!
         ニニニ\   l .!:::::::. ヾ∧. マ,! .l/l l'〉.! _ -‐ 、
         ニ二二二ヽ l .l:::::::::.  ヾ'、. V l'/ // !;;;;;;;;;;;;: !      あの馬車の中の肉
         二ニ=-__,.ゝ---―  ''"  ̄ ̄ ̄ " ‐┴ 、;;;;;' /      食いたいなぁ……
         ニニ三三/ .{ 〇 ー―‐  ''   ̄ ̄    - 、\'
         二二二二\.\         _    ,. . ヽ.ヽ、_,...,_
         ===ニ二二\` 、      ` 、.ヽ  {   ヽ 〈ニニニヽ
              ヽ \ > `  、      、 、 ヽ  .ノ ,.イiニニニ}
               ', o \  > _`  _   、 ヽ  ̄ .j .! !ニニニ{、
                }ー 、 \    > _  _.ヽ  ー‐ ' ノ !ニニニj
               /    ー \       > _‐- _ ̄ ´.//Vニ-‐'、
              ,        ̄\         \ 、 _ ,.イ  ヽ   ,

                      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
                      ┃
                         霍去病には「部下へ自分の食い物を
                               分け与えてやる」という発想が無かったらしい。
                                                              ┃
                        ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

147  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:08:26 ID:b8be3f1b
なんで腐らないんや

148  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:09:20 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          飢えた兵卒についてはもう一つ、逸話がある。
                                       ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


││:::::::...|      | ::::::::::::: :|  | ::::::::::::: |  |::: ̄ ̄ ̄!.  ┌───┐         i ̄ ̄──┬─
││:::::::...|      | ::::::::::... .|  | ::::::::::... |  |:::::::::::.. .. |   |:::::::::::::::.....|         |:::::::::::::::::::....|
││:::::::...|      | ::::::::..... .|  | ::::::::..... |  |::::::::::.. ... |   |::::::::::::........|         |:::::::::::::::::......|
    ̄ ̄ .       └──‐┘ !_:::...... |  |::::::::... .... |   |::::::::::..........|         |:::::::::::::::........|
:.: :.: . . . . . . . . . . .             ̄ ̄   ̄───   .!_____|         |____..   |
_:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.: . . . . . . . .                                ̄ ̄
: .  ̄ ̄Λ_Λ──______:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:.i ̄ ̄i:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
:::::::::: /:彡ミ゛ヽ;)ー、::::::::: Λ_Λ. .  ̄ ̄ ̄ ̄─‐. ⊂ニニ⊃ ______:. :.:. :.:. :.:. :.: Λ_Λ:.: :.: :. :. :.
::::::.../ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i:::::....(-д-::: )ー、::::::.......    ( ゚д゚ )ー、  Λ_Λ:: .. . ̄ ̄ ̄─(-д-::: )ー、::..
::. . / :::/;;:   ヽ ヽ ::l::: . /i ;:      :::i:::.::::::..... .  /i ;:      ::. i /:彡ミ゛ヽ;)ー、:::::::... .  /i ;:      :::i::..
: . (_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l: . (:: ;;__/ :::./ |:::::......   (:: ;;__/ :::./::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i::::.... .  (:: ;;__/ :::./ |:: .
    i⌒\)i⌒\ /:: .. / ____/ :|:::::::::.... . .  / ____/::/ :::/;;:   ヽ ヽ ::l:::::......  / ____/ :|::..
    | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ: . i⌒i_ノ :i⌒\ /::::::...... .   i⌒i_ノ :i⌒\(_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l::::...  i⌒i_ノ :i⌒\ /::..
    | :::|  | :::|:::: .... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::::::... ..   | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ i⌒\)i⌒\ /:::::::.... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::...
   (___/  (___/::.....  | :::|  | :::|:::::..... .     | :::|  | :::|:: .  | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::.... . | :::|  | :::|:::: ::...
                (___/  (___/:::.... .. .. .     (___/  (___/:: : | :::|  | :::|:::::::.... .  (___/  (___/:::.... ..
                                      (___/  (___/:::.....


                               ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
                               ┃
                                  遠征先で糧食が乏しくなり、
                                     飢えて気力が乏しくなった兵士たち。
                                                           ┃
                                 ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

149  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:09:49 ID:16b5f9cb
>>147
コメは腐らない。(食味は落ちるが)
肉も塩漬けや干肉にすればかなり長期間はもつ。

150  名前:◆TLDPZPDjO6[] 投稿日:2018/03/04(Sun) 13:10:51 ID:581c9415

       ┏━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          だがその兵卒たちに、
             霍去病が命じたことは……。
                                   ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━┛

               ________
           ,、丶``i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\
         /i:i:i:i:i:i:i:,,>"´ ̄ ̄ ̄ ̄: : >ゝ、
        /i:(じ}:i,;イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
        {i:i:i:i:/.:.:.:.:.:.:/|.:.:.:.:.:.:.:ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、
        `メ.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ヽ.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:,
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i  \.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.|
        {.:.:.:.:|.:.:.:/i.:|   ̄\___:!.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.|
         ',.:.:..|/-ヾi   F乍ァ |.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.::!      ちょっと兵士たち!
         i.:.:〔 ィヤ `   ヒリ  |.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:1
         |.:.::ハ ヒj        |.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|
         |.:.:.:.ハ 、        |.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|      工事をするから
         |.:.:.:.:λ        j.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:;i       座り込んでないで!
         |.:.:.:.:.:.:ト   ゚     ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j.:.:.:.:.:j{
         |.:.:.:.:.:.:|.:.:\___  ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.リ.:.:.:.:.:゙:,
         |.:.:.:.:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} リ.:.:.:.:.:.:./],ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
         |.:.:.:.:.:.:|i.:.:.:.:.:.::.:__ノ厶.:.:.:.:.:/  | ̄ ̄/⌒ヽ
         |.:.:.:.:.:.:|И:ヘ.:./⌒7 j{.:.:.:./ ,__/  /:::::::::::::::',
         ',.:.:.:.:.:i{ ヾイ/::::/′,{.:.:./x≦_  /:::::::::::::::::::|
         ‘,.:.:.:.:.{rィ(/:::::::| / V,,>"´ /:::::::::,ィ⌒ヽ:|
          V\i { |:::::::/,,>"´    j:::::::://^/7V::|
           メ-ォ弋::/''゙/ o ̄ ̄ ̄/ {::::::::| | / /ノ:::′

               【  趙破奴  】