デス飲食短編勝負地雷爆破デスマッチ 感想・投票用スレ

レス数:226 サイズ:323.22 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:30

59  名前:◆xk22nwdreXgG[sage] 投稿日:2017/11/27(Mon) 20:21:46 ID:c3718bac
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・1-② 「 崩壊世界のエピゴーネン 」( ◆28LrdiQpBwさん )

SF的世界観の完成度、アイロニーに満ちたプロット、演出力、どれも高水準であると同時に、
「食とは何か?」「未来である」と、テーマに対する答えをもっとも明瞭に打ち出していた。
思い出や後悔、復讐や恩返しといった「過去」を飲食における大事な要素として捉える作品が
多くどれも素晴らしかったのですが、過去さえ持たずただひたすらに「未来」を
希求するやらない夫の姿は異色でありながら実に輝いていた。最高でした。


・1-④ 「 味寿々を淡々と語り味わう話。 」( ◆tylXteGNCkさん )

ユニークでリズミカルな独白。
淡々と飯を食べているだけなのに妙な冒険心を感じさせる食事シーン。
そして「実際に食べたら後悔するとわかっていても食べたくなってしまう」、
そんな魔性の魅力が作品から匂い立ってくる。
既に魅力に囚われて必死に食べ進めるほむらの姿は実に面白かった。
読んでて一番食欲をそそられたのがこの作品でした。
いつか小田原に行ってみたいと思います。


・1-⑥ 「 たまに行くならこんなBar 」( ◆hdanC5IBOEさん )

お茶目さ、そして優しい嘘をつく大人の魅力を兼ね備えた楓さんが実に良かった。
また、酒の意味に振り回されている大人二人も面白おかしい。
この短編においては飲食というテーマの「飲」の方に着目して、
「酒を飲み交わすということは言葉や気持ちを伝え合うこと」
というメッセージが作品背景にあるように感じました。
言葉の難しさと言葉の優しさを酒と共に飲み干すような読後感が素敵でした。