デス飲食短編勝負地雷爆破デスマッチ 感想・投票用スレ

レス数:226 サイズ:323.22 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:30

39  名前:◆paQAyVCLKIgd[sage] 投稿日:2017/11/27(Mon) 01:38:23 ID:3e40791f
【投票】

1-⑬ 「 青春の芋けんぴ 」( ◆jrLE3uga1kさん )

1-④ 「 味寿々を淡々と語り味わう話。 」( ◆tylXteGNCkさん )

3-⑥ 「 走れ、馬 」( ◆Kx6pIkTg8Iさん )


<総評>
飲食短編祭ということで、ラーメンとかカレーとか特定の料理を題材にした作品が多いかなと事前予想したのですが
ふたを開けてみたらそうでもなく、むしろカニバリズムが一番多かったのがデス短編祭らしいですよねw

料理だけでなく食事であったり、誰と会食することだったり、食べることに意味を見いだしたりと
「飲食」でもとらえ方は人それぞれで面白いなぁと。

しかし、レベルの高い作品ばかりで選ぶのが本当に、本当に大変でした。
ルール上3つに絞って投票したのですが、上記以外も投票した方作品ばかりで高レベルの作者の
本気の祭典だったことが嬉しいです。


<感想>
「 青春の芋けんぴ 」
学生時代に部室で仲間たちとだべって遊んで常に供にあったのが芋けんぴ。この題材からして面白い。
なぜ芋けんぴだったのかは、直接本人から聞いてみたいところですが、きっとご本人にとって
思い入れとこだわりの強い食べ物だったんだろうなぁと想像できる作品でした。

読みながら自分の学生時代を思い出して、仲間とワイワイやって楽しいこと辛いことを共有していたあの頃。
読んだ後に自然と涙と笑顔が作られて非常に感動しました。


「 味寿々を淡々と語り味わう話。 」
食レポは映ってる画像を見ても味が伝わりづらい難しい題材ですが、この話はとても表現がうまい。
さらに、こってりして見ているだけで胸焼けするような大食いレポでも最後まで面白く読めたのは、
暁美ほむらの厨二病的な台詞のおかげですね。
食事のメニューよりもほむらが次に何を言い出すのかが楽しみでしたからw
オチもしっかりと利いていて、話の構成がとてもうまく、50レスでまとまっているのは素晴らしい。


「 走れ、馬 」
やる夫スレ様式の表現方法に縦書きで行ったとても挑戦的な作品。
やる夫作者ならわかると思うのですが、掲示板やエディターの使用上、横書きで書くのがデフォルトであり、
縦書き表現はものすごく手間がかかるのです。

しかし、この手間の界があって、絵面がまるで映画を観ているようでとても面白い。
お話も二転三転していって興味を追いかけたくなり、温かいシチューとそれを用意してくれた人と出会えて
ハッピーエンドかとおもいきやさらに四転する、構成と表現方法が群を抜いていたと思います。
とても面白かったです。


上記だけでなく、他の分の感想は後日書きたいと思います。