17  名前：普通のやる夫さん[sage] 投稿日：2017/11/25(Sat) 22:23:32 ID:8e019199

とりあえず用意できた分だけ感想を投下してみます。

・ 星屑の矜持
他の誰かも例えていたけど、自衛隊を彷彿とさせるカッコよさがあったと思う。
市民に何を言われようと、誇りを傷つけられる事件があろうと、
己の信念で力を奮い立たせて立ち向かう男たちの姿はいいものだ。

・ ありったけの愛を炊き込んで
親から子へと連綿と受け継がれていく愛の象徴ですか……　心に残るお話だった。
それぞれの「親」が炊き込みご飯に込める思い出は違えど、
その真心がいつか「子」へと涙せずにいられない形で真摯に伝わるのは間違いないんだろうなあ。
彼らが末代に至るまで幸せな家庭を築くことを願うばかり。

・ 味寿々を淡々と語り味わう話。
エセ英語表現が面白おかしく、かつ直感的に内容を感じ取らせてくれるグルメリポートだったｗｗｗｗ
すでに閉店してしまった店であるらしいのが残念でならない。
付近まで行く機会がありそうな距離感だったのに……。

・ セピアの箱に彩りを
やさしいすれ違いをしていた不器用な親子がね、今は亡き母の残り香を通して、
絆を強く結び合うということなんだろうけど、すごく好きだったこれ。うーん素敵。

・ 電気蝗はカニバリズムの夢を見るか？
インターネット上の情報のやり取りを表現したレスがすごくリアリティを増大させていて、
ちょっとゾッとして息を詰まらせてしまう覚えがする短編だった。
絶対的にありえないことなのに恐怖を感じさせてくれるというのは、すごいと思う。

・ おいしいココアの作り方
やる夫とハルヒの気持ちがけっこう分かるかもしれない。
よく研究室でこういう無駄な議論を題材にメンバーと談笑したものだｗｗ

・ 青春の芋けんぴ
実に充実してそうな部活でウラヤマ、こーいうワチャワチャとした楽しさが味の短編も好き。
考えてみると芋けんぴってそんなに手が汚れないしスティック状だし、
皆で分け合うお菓子のチョイスとしてハイセンスかもしれない。

・ 歌うお菓子
食べると音楽を奏でるお菓子かあ、こういう発想は絶対俺にはできないなぁ嫉妬しちゃう。
先述の通り「歌＋食物」という要素どうしをある意味ストレートに結び付けたのが逆に斬新で、
それを軸にいい話を書いてらっしゃるので、是非とも同じような系列のお話を読ませていただきたいものである。

・ いちばん大きな婚約指輪
ああロマンティックなプロポーズだったなあ。
こんだけ素敵なダイヤモンドリングを送られちゃたら断れないわなｗ
子供含めお幸せに暮らしてるようでなにより。

・ あなたの心掴むウィッチ
序盤で掴んでからの期待通りの王道にグィーっと引き込まれてしまった。
うーむこんなファンタジーチックかつど真ん中な恋愛ものもいい。

・ もしかして・・・秋道一族の方ですか？
笑うしかない。ごめんなさい、もうそれしか感想が出てこないです。