デス飲食短編勝負地雷爆破デスマッチ 感想・投票用スレ

レス数:226 サイズ:323.22 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:30

12  名前:◆a1bYVv05XU[sage] 投稿日:2017/11/25(Sat) 13:56:29 ID:9c024e05
前半分の感想を。

1-②崩壊世界のエピゴーネン
岩波書店の未来は明るいようで。クソッたれな世界って言い回しが未来に進むパワーを感じて素敵でした。
タイトルも趣があって好きです。……ところでミュータントって食えるんですかね。

1-③ありったけの愛を炊き込んで
親が子に見せる「若いうちはわからないよね」っていう達観がすごくあるあるって感じでした。
子供が頑張ったらお祝いしてあげるような家庭だから代々いい子が育ったんだろうなと。

1-④味寿々を淡々と語り味わう話。
とても引き込まれる文章でした。変わったメニュー出す店って不思議と
餃子が普通においしいことが多い気が。ラスト、マスターとのシンクロ率がすごかったです。

1-⑤ずんだもちは癒やし。
ずんだもちは癒やし(確信)。ブラック世界って言い回しなんかいいですね。
一応働く気がある女神さまに吹きました。というかブラック世界の管理より幸せなのでは。

1-⑥たまに行くならこんなBar
こんなバーあったら行ってみたいです。真面目なシーンなのにぶりたにで吹きました。
これ、店の名前的にやる夫と楓さんって夫婦なんですかね。その割に爆発とか言ってますけど。

1-⑦セピアの箱に彩りを
お互いを想い合う登場人物も演出もタイトルもみんな綺麗な短編でした。
茶色い弁当も嫌いじゃないですけど。ギャル実が栄養バランス言ってるのはなんか面白かったです。

1-⑧電気蝗はカニバリズムの夢を見るか?
ひたひたと終わりが迫ってくる描写に引き込まれました。皆発症したら幸せなのかな。
豚と人間の違いってそもそも美味しいかどうかは大事だと思うんです。当然味覚も変わるんでしょうけど。

1-⑨学生食堂新メニュー!マルチちゃんの日替わり定食
自社の試作品を心から想っていて、同時に最初から息子の成長も期待していた風なやらない夫が
社長としても父親としても素敵でした。ベテランになったマルチちゃん見てみたい。

1-⑩ココアと猫のカフェ
猫のトラウマについて語る水銀燈の語り口から相当怖かったんだろうなってw
カップに店名入れるだけでぐっと雰囲気が出るものなんですね。母親のココアが受け継がれているのが素敵だと思いました。

1-⑪どいつもこいつもディストピア
小難しい単語使わずに世界観描写する冒頭が好みです。無為に過ごすって素晴らしい。
ディストピアよりユートピアにうさん臭さを感じてしまうのは毒されているんですかね。ラスト、どストレートな宣言が最高でした。

2-①いちばん大きな婚約指輪
初っ端料理シーンだったのもあり、皆既日”食”って言われるまで気づかなかったです。
とてもいい話だなと思っていたらラストの注意書きで吹いてしまいました。手をかさずやんねえ香さんすごく男前。

2-②プラトニック×プラクティス×プラスチック・ケース
プラトニックですなあ。SUGOI HUKUZATUだけどちゃんと見守る豊久が素敵。
やる夫とやらない夫が、所謂やるやらでなく大学生の男友達同士の空気が出ていてよかったです。

2-③あなたの心掴むウィッチ
効かないのはこういうことなんだろうなって思って、そうであってほしいと思って、
実際にそういう結末になってくれる安心感ってなかなか味わえないものだと思います。やっぱり青春は屋上。

2-④もしかして・・・秋道一族の方ですか?
めっちゃ面白かったです(小並感)。やる夫出たところで少し身構えてしまったんですが、
そんなのお構いなしに笑わせられました。「美人だから・・・美心ちゃんは・・・!」のところが一番好きです。

2-⑤やらない夫は目覚めるようです
疑いが晴れても戻れないものなのか。戻れないんだろうなあ。
そしてラストシーンで何の短編祭だったか思い出しました。美味しかったのなら何より。

2-⑥ようこそひまわりカフェレストランへ
ラストの相関図が面しr……切なすぎますね。こんな話はじめたやらない夫が神様を匹単位で数えるのがじわじわ来ました。
なくなったように見える信仰ってのは別の形で生まれるんじゃないかなと。なんならこの祭でも。

2-⑦カレーが辛い話
カレーにコーヒーって初めて聞きました。今度ためしてみようかな。
両親の気持ちも痛いほどわかるけど、食う時に説教されちゃたまらないって気持ちもわかります。

2-⑧いただきます
やる夫、「グール怖い」ってそこかい。最初は安定していないだけかとも思ったんですが、視点がやる夫からレイナにシフトしていって
ラストのタイトルにつながる流れがとても美しかったです。タイトルはラストに知った方が味の出る作品だと思いました。

3-①岸辺露伴は動かない エピソード:自殺森
開幕から飛ばしてきますね。ちょっと食欲が……。
こんな形の家族があってもいいのかもしれないっては同意です。食べる気にならないと戸惑っている沙耶の顔が可愛かった。

3-②サキヨミ‐嫌われ預言者の仕事‐
演出と世界観がマッチしていてきれいに仕上がっている短編だと感じました。
アスナの未来を見たことが解決につながったっという流れはうまいなと。本筋とは関係ないんですがメグ=ミンに吹きました。

3-③再会
知り合いの人生がうまくいってほしいという気持ちはあるけれど、干渉するわけにもいかず
静かに見守るというのがリアルだと思いました。行きつけの質の良い飲食店が閉店してしまったときは本当に悲しい。

3-④梅雨の湯豆腐
現実は知りませんがフィクションだと悪事に手を染めた人間はなかなかきれいに足を洗わせてもらえないですね。
普通に引き込まれていたのに最後の「圧倒的血塗れ!!」で全部持っていかれましたw

3-⑤できない夫は、敗者の味を知るようです
とても見入ってしまった……んですがところどころAAのチョイスがw
ノンフィクションはほとんど読まないので、この短編祭にこの原作を引っ張ってこられる教養(?)がうらやましい。

3-⑥走れ、馬
ああ、タイトル。仕事が楽しくないって楽しそうに言う男の人ってかっこいいんだけど、公共事業って世知辛いわあ……。
シリアスで温かいのにどことなく力が抜ける面白い作品でした。

3-⑦しょくもつせんい
序盤読んでいてタイトルが気になって気になって仕方がなかったんですけど、ところてん登場で吹き出しました。
その他モブも含めて配役が妙にツボです。数百年分の排便ってこの世のものとも思えない快楽なんだろうなあ。

3-⑧○○○○の○○は○○○○○○○○○ようです
まぎれもなくこの二人母娘だなって感じました。そりゃ堕ち……落ちるって。学部やサークルで言いふらすも何も
すでにウワサになってんだろうなって想像すると面白かったです。いろいろな演出に挑戦されていてとても勉強になりました。



折り返しも過ぎましたが、後半戦も楽しみにしています。