やる夫で学ぶレンティア国家

レス数:631 サイズ:779.42 KiB 最終更新日:2018-04-28 03:38:19

368  名前:普通のやる夫さん[sage] 投稿日:2017/10/10(Tue) 16:35:25 ID:2bde9428
経済とは違い生物学の話ですが、
植物や細菌は無機塩類以外の必要な栄養素の多くを自分で合成できますが、
動物は、例えばアミノ酸20種類のうち半分程度しか合成できない(例えば人間は9種類の必須アミノ酸は合成できない)
より原始的な生物にはある能力がなぜ進化の過程で捨て去られたのか?
また、それがなぜ不利に働かないのか?という謎があります。
(類似例として、多くの哺乳類が生合成できるビタミンCを人はじめとする霊長類が生合成できない、など)

これは、却って足りない栄養素を得ようと動き回ったり他の生き物を食べたりしなければならないという動機づけになり、
このことが淘汰圧となって進化を促したのでは?という説を生物学者の福岡伸一氏が唱えています。

不便があり、淘汰されるからこそ向上進歩する、というのは
なんとなく資源が欠乏している国が発展しているケースが多々あることと類似してるように思えます。